杭州オープン男子テニス Zhang Zhizhenがフルセットで逆転勝利
国際ニュースとしても注目される男子テニスのATPツアー・杭州オープン(中国浙江省杭州市)で、開催国の選手同士による3セットにもつれ込む熱戦がありました。28歳のZhang ZhizhenがBuyunchaoketeとの2時間47分のフルセットの末に逆転勝利を収め、第2ラウンド進出を決めました。
杭州オープンで開催国勢対決
現地木曜日に行われた試合は、Zhang ZhizhenとBuyunchaoketeという2人の「ホームプレーヤー」が顔を合わせた一戦でした。スコアは6-7(2)、6-4、7-6(3)。第1セットを落としたZhangが第2、第3セットを連取する形で、接戦をものにしました。
試合は最後までどちらに転んでもおかしくない展開で、観客にとっても手に汗握る内容となりました。
第1セット:サービスキープ合戦からタイブレークへ
立ち上がりから両者ともサービスゲームの安定感が光り、最初の9ゲームは互いにキープ合戦となりました。スコアはZhangが5-4とリードします。
第12ゲームでは、Zhangがこのセットで初めてとなる2本のブレークポイントを握ります。しかしBuyunchaoketeがこれをいずれもセーブし、セットはタイブレークにもつれ込みました。
タイブレークでは、Zhangが先に1ポイントを奪ったものの、その後は6ポイントを連取されて主導権を失い、このセットを6-7(2)で落とします。試合はまずBuyunchaoketeが1セットを先取しました。
第2セット:初のブレークで流れをつかむ
第2セットも一進一退の展開が続き、4-4までは互角の戦いが続きました。しかしここで、Buyunchaoketeにミスが重なります。Zhangはその隙を見逃さず、この試合を通じて最初のブレークに成功し、5-4とリードを奪いました。
続く自身のサービスゲームをZhangはラブゲームで締め、6-4でセットを奪取。これでセットカウントは1-1となり、勝負は最終セットにもつれ込みます。
第3セット:マッチポイントをしのぎエースで締める
最終セットも緊張感のある展開が続きました。9ゲーム終了時点でスコアはBuyunchaoketeが5-4とリードし、プレッシャーはZhang側にかかります。
第10ゲームでは、ZhangのサービスゲームでBuyunchaoketeが2本のマッチポイントを握りました。それでもZhangは力強いサーブでいずれもセーブし、この最大の山場を切り抜けて追いつきます。
試合はそのまま2度目のタイブレークへ。2-2の場面からZhangが4ポイントを連取して一気にリードを広げ、最後はサービスエースで締めくくりました。第3セットを7-6(3)で制し、劇的な逆転勝利を完成させました。
両選手にとって特別な大会
杭州オープンは、2人にとって特別な意味を持つ大会でもあります。昨年、Buyunchaoketeはワイルドカード(主催者推薦)で本戦入りすると、そのまま準決勝(ベスト4)まで勝ち上がり、一躍その名を世界に知らしめました。
その準決勝で彼を破り、自身初のATPツアー決勝進出を決めたのがZhangでした。今回の対戦は、そのときと同じ杭州の舞台で実現した「再戦」ともいえるカードであり、互いのプライドがぶつかり合う一戦となりました。
次戦と今後の注目ポイント
この勝利により、Zhang Zhizhenは杭州オープン第2ラウンドへ進出し、次戦ではチェコ出身のDalibor Svrcinaと対戦します。2時間47分の激闘を戦い抜いた勢いを保てるかが、今後の焦点です。
今回の試合からは、トップレベルの男子テニスで勝ち切るための要素がいくつも見えてきます。
- ブレークポイントやマッチポイントといった重要な局面でのメンタルの強さ
- タイブレークという短期決戦で、流れを引き寄せる集中力
- 開催国の観客の前で戦うプレッシャーを力に変える経験値
スコアだけを追うと紙一重の勝負ですが、ポイントごとの流れを丁寧に見ていくと、1本へのこだわりや戦術の微調整が勝敗を分けたことが分かります。国際スポーツの現場で繰り広げられるこうした駆け引きは、スポーツファンだけでなく、日々「勝負の場」に立つ多くの人にとっても示唆に富むものと言えそうです。
Reference(s):
Zhang Zhizhen rallies to beat Buyunchaokete at ATP Hangzhou Open
cgtn.com







