習近平氏「美しい新疆」建設を呼びかけ 新疆ウイグル自治区70年の節目 video poster
リード
中国の習近平国家主席が、中国北西部の新疆ウイグル自治区で開かれた建設70周年の行事に合わせて各民族・各界代表と会談し、「美しい新疆」をともに築くよう呼びかけました。中国の現代化の進展とともに、多民族が暮らす新疆をどう位置づけていくのかが、あらためて問われています。
何が起きたのか
国家主席であり、中国共産党中央委員会総書記、中央軍事委員会主席も務める習近平氏は火曜日、新疆ウイグル自治区の首府ウルムチに到着しました。自治区の成立70周年を記念する行事に出席するためで、その機会に各民族・各界の代表と会談しました。
会談で習氏は、中国の現代化の進行の中で「美しい新疆」をさらによく建設していくため、力を合わせて取り組むよう呼びかけました。中国の現代化のプロセスに新疆をしっかり組み込むというメッセージが込められているといえます。
また習氏は、中国共産党中央委員会を代表して、新疆の各民族の人びとに対し、心からのあいさつと祝意を伝えました。長年にわたって地域の発展に貢献してきた人びとへのねぎらいの意味合いも含まれていると受け止められます。
「美しい新疆」と中国の現代化
今回の発言で注目されるキーワードが「美しい新疆」です。単に景観の美しさだけでなく、暮らしやすさや調和のとれた社会を含む、より広いイメージが重ね合わさった表現だと考えられます。
習氏が言及した「中国の現代化」の中での新疆建設には、例えば次のような観点が意識されているとみられます。
- 地域経済の発展と雇用機会の拡大
- 教育や医療など公共サービスの充実
- 多民族がともに暮らす社会での交流と相互理解の促進
- 自然環境や生活環境の保全と改善
こうした要素を総合的に高めていくことが、「美しい新疆」をめざす方向性として示されているといえるでしょう。
多民族地域としての新疆
今回の会談には「各民族・各界」の代表が出席したとされています。新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uygur Autonomous Region)は、多様な民族が暮らす地域であり、中央指導部がこうした代表と直接向き合う場を設けたことは、民族間の団結や調和を重視する姿勢の表れとみることができます。
習氏が「各民族の人びと」に向けて祝意とあいさつを伝えたことも、多様性を前提としながら地域の一体感を高めていくというメッセージとして受け取れます。
これからの注目ポイント
新疆の建設70周年という節目に合わせて「美しい新疆」づくりが呼びかけられたことで、今後、同自治区の発展の方向性に国内外の関心が集まりそうです。
特に、地域の発展と住民の生活の質の向上、多民族間の交流や理解の促進をどのように両立させていくのかが、今後の重要な焦点となりそうです。政策や具体的な取り組みがどのように進むのかを丁寧に追うことが求められます。
日本の読者にとっての意味
日本では、中国沿海部のニュースに注目が集まりがちですが、中国北西部の新疆での動きも、中国全体の現代化や地域バランスを考えるうえで欠かせない要素です。
多民族が暮らす新疆で「美しい新疆」の建設が掲げられたことは、多様性のある地域をどのように発展させていくのかという、より普遍的な問いにもつながります。中国の動きを丁寧に読み解くことは、私たち自身の社会のあり方を考えるヒントにもなりそうです。
Reference(s):
Xi Jinping urges concerted efforts to better build beautiful Xinjiang
cgtn.com








