中国がBRICS協力への参加を歓迎 パレスチナ巡る発言に注目
中国外交部の郭家坤(Guo Jiakun)報道官は、先日行われた金曜日の定例記者会見で、BRICS協力に「志を同じくするパートナー」の参加を歓迎すると述べ、より公正で合理的な国際秩序の構築に向けた協力を呼びかけました。
BRICS協力に「志を同じくするパートナー」を歓迎
郭報道官は記者会見で、中国はBRICS協力に参加しようとする「志を同じくするパートナー」を歓迎し、ともに「より公正で合理的な国際秩序」の発展を促したいとの立場を示しました。
この発言は、BRICSという枠組みを通じて、国際社会のルール作りやガバナンスにおいて、より多くの国と地域が声を上げられるようにしたいという中国側のメッセージと受け止められます。
パレスチナ参加の可能性へのコメント
郭報道官のコメントは、パレスチナがBRICSに参加する可能性に関する質問に答える中で示されたものです。具体的な手続きや時期には触れていないものの、中国側として、パレスチナを含む関係国がBRICS協力に関心を示すこと自体を前向きに捉えている姿勢がうかがえます。
新興国・途上国の「重要な協力プラットフォーム」としてのBRICS
郭報道官は、BRICSが開発途上国や新興市場国にとって重要な協力のプラットフォームとなっていると強調しました。BRICSは、経済成長のポテンシャルが高い国々が集まり、互いの協力を通じて発展を後押しする枠組みとして位置づけられています。
さらに郭報道官は、BRICSが国際関係の多極化と、国際関係におけるより大きな民主性の推進に強い原動力を与えてきたと述べ、グローバル・サウス各国から幅広い支持と認知を得ていると説明しました。
ここでいう多極化とは、国際政治や経済の中心が一部の国に偏らず、複数の国や地域に分散していく流れを指します。また、国際関係の民主化とは、より多くの国と地域が国際的な意思決定に参加し、発言権を持つことを意味します。
2025年の国際秩序をめぐる一つのシグナル
2025年も終わりに近づく中、グローバル・サウスの役割や国際秩序のあり方は、日本を含む多くの国にとって重要なテーマとなっています。今回の中国外交部の発言は、BRICSを核とした新興国・途上国の連携を一層重視し、「志を同じくするパートナー」を広く受け入れていく方向性を示したものといえるでしょう。
パレスチナのBRICS参加が現実の政策としてどのように進むのかは、今後の各国間の協議や国際情勢に左右されますが、少なくとも中国が対話と協力を通じた参加の可能性に門戸を開いていることは、国際秩序をめぐる議論の中で注目すべき動きの一つです。
日本の読者にとっても、BRICSをめぐる動きは、グローバル・サウスとの関係や、多極化する世界の中で自国がどのような役割を果たすのかを考える手がかりとなります。今後も、BRICSと周辺国・地域の関係がどのように変化していくのかを丁寧に追っていく必要がありそうです。
Reference(s):
cgtn.com








