ミラノ・コルティナ2026冬季五輪、MacaoのTDMが放映権獲得 CMGが無償提供
China Media Group(CMG)とMacaoの放送局Teledifusao de Macau(TDM)が、ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックのMacao向けメディア権に関する契約を結びました。2026年大会を約1年後に控え、AIや8Kなど最新技術を活用した国際スポーツ中継の姿が見えてきています。
CMGとTDM、Macaoでライセンス契約を交換
日曜日、Macao特別行政区(Macao SAR)で行われた式典で、China Media Group(CMG)とTeledifusao de Macau(TDM)がライセンス契約書を交換し、TDMがミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックのメディア権を得ました。
この合意の下で、CMGは2026年冬季大会の番組をTDMに無償で提供します。Macaoの住民は、TDMの「Macao Sport」「Macao Info」などのテレビチャンネルに加え、公式サイトやモバイルアプリを通じて、試合のライブ中継や関連番組を視聴できるようになります。
両社が国際的なスポーツイベントで協力するのは今回が初めてではありません。東京オリンピック、北京冬季オリンピック、杭州アジア大会、パリオリンピックでも、同様の枠組みでMacaoの視聴者向けの放送が行われてきました。今回の契約は、そうした取り組みの延長線上に位置づけられます。
Macaoの視聴者に広がるマルチスクリーン観戦
今回のメディア権供与により、Macaoの視聴者は自宅のテレビはもちろん、PCやスマートフォンでも冬季オリンピックを楽しめます。通勤時間やスキマ時間にハイライトや解説をチェックするなど、「マルチスクリーン」でのスポーツ観戦スタイルがさらに広がりそうです。
ライブ中継に加え、関連番組も提供されるため、競技のハイライトやダイジェスト、特集などを通じて、大会の雰囲気をまとめて振り返ることもできるとみられます。
AIと8K超高精細放送で何が変わるか
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックで、CMGは権利保有者として世界で唯一、8K信号制作に関わるメディア組織になります。CMGは、AI(人工知能)と8K超高精細放送などの最先端技術を、国際信号の制作と大会報道に統合する計画です。
8Kの超高精細な映像とAI技術の組み合わせにより、より細部まで見やすく、演出面でも工夫された中継が期待されます。ジャンプの着地やスケーターの表情など、冬季競技ならではの瞬間が、これまで以上に臨場感を持って伝えられる可能性があります。
さらにCMGは今回、ショートトラック・スピードスケートとフィギュアスケートの国際公共信号の制作を初めて担当します。世界中の視聴者が目にする標準映像の多くがCMGのカメラワークや編集を通じて届けられることになり、同グループの技術と表現力が一段と重要な役割を担います。
東京からパリ、そしてミラノ・コルティナへ
今回の契約は、CMGとTDMがこれまで築いてきた協力関係の延長線上にあります。両社はすでに、東京オリンピック、北京冬季オリンピック、杭州アジア大会、そしてパリオリンピックで、Macao向けに国際スポーツイベントの映像を届けてきました。
こうした継続的な連携により、Macaoの視聴者は世界のスポーツシーンを地域に根ざしたかたちで楽しむことができ、地域の放送局と国際的なメディアグループが役割を分担しながら大会を伝えるモデルが定着しつつあります。
2026年冬季五輪をめぐるメディア動向として
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックは、2026年2月6日から22日まで、イタリアで開催される予定です。2025年12月現在、開幕までおよそ1年余りとなり、大会をどう伝えるかというメディアの準備も本格化しつつあります。
今回のCMGとTDMの合意は、国際ニュースやスポーツビジネスの観点から見ると、次のようなポイントを示しています。
- メディア権を通じて、国際的なスポーツイベントが地域の視聴者にどのように届けられるか
- AIや8Kといった新技術が、スポーツ報道の標準をどう変えていくのか
- 東京、北京、杭州、パリと続いた協力が、2026年大会まで継続していく流れ
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック本番では、こうした技術と国際協力の積み重ねが、どのような視聴体験として結実するのかが注目されます。大会までの準備プロセスを追うことで、スポーツを軸にしたメディアとテクノロジーの変化を読み解く手がかりにもなりそうです。
Reference(s):
CMG grants TDM media rights for Milano Cortina 2026 Winter Olympics
cgtn.com








