香港で国慶節の旗揚げ式 中華人民共和国成立76周年を祝う video poster
中国の建国記念日である国慶節に合わせて、香港特別行政区(HKSAR)で中華人民共和国成立76周年を祝う旗揚げ式とレセプションが行われました。中国と世界の関係が注目される中、香港がどのような役割を担おうとしているのかがうかがえる出来事です。
黄金のバウヒニア広場での旗揚げ式
香港島のビクトリア・ハーバー沿いにある黄金のバウヒニア広場で、国慶節を祝う公式の旗揚げ式が行われました。
- 中国国歌が演奏される中、国旗と香港特別行政区の旗が掲揚
- 式典は朝に行われ、厳かな雰囲気の中で進行
国家の記念日を香港で祝うこの式典は、「一国二制度」のもとで香港が国家の一部として歩んでいることを象徴する場ともいえます。
要人や各界代表が出席
式典には、香港と中国本土の関係を象徴する多くの要人が出席しました。
- Leung Chun-ying 氏(中国人民政治協商会議全国委員会・副主席)
- John Lee 氏(香港特別行政区・行政長官)
- Zhou Ji 氏(中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室・主任)
- Dong Jingwei 氏(中央人民政府駐香港特別行政区国家安全公署・署長)
- Cui Jianchun 氏(外交部駐香港特別行政区特派員公署・特派員)
- Lai Ruxin 氏(中国人民解放軍駐香港部隊・政治委員)
このほか、香港のさまざまな分野を代表する人物も参加し、地域全体で国慶節を祝う姿が強調されました。
コンベンション・センターでのレセプション
旗揚げ式の後には、香港コンベンション&エキシビション・センターで大規模なレセプションが開かれました。会場には政界、経済界、社会各層の関係者が集まり、国家の節目を祝うとともに、香港の今後について意見を交わしました。
李家超行政長官が語った「開放」と「質の高い発展」
レセプションでスピーチを行った John Lee 行政長官は、中国が引き続き対外開放と質の高い発展を追求していることを強調しました。
Lee 氏は、中国が世界のガバナンス(国際的なルールづくりや協調の枠組み)をめぐる改革に「中国の知恵」を提供し、大国としての責任を果たしていると述べました。香港での国慶節行事は、その一端を象徴的に示す場でもあるといえます。
国際評価の上昇と「一国二制度」の活力
スピーチの中で Lee 氏は、香港の国際的な評価が上昇していることにも言及しました。
- 国際的な各種評価で香港の順位が上昇していること
- それが香港特別行政区の統治が正しい方向に進んでいることを示しているとした点
- 政府と香港の人々の協力の成果だと強調した点
さらに、こうした動きは、香港経済の将来に対する国際社会の信認と、香港が「一国二制度」のもとで依然として強い活力を持っていることの証しだと述べました。
「東洋の真珠」をより輝かせるというメッセージ
Lee 氏はスピーチの締めくくりで、次のような趣旨のメッセージを送りました。
人々が協力し、イノベーションと改革を進めていくことで、香港をより良い「ホーム」にしていきたいという思いを示し、「東洋の真珠」と呼ばれてきた香港は、これからもますます輝きを増していくだろうと語りました。
香港の現在地をどう見るか
今回の国慶節行事は、次のようなポイントを考えるきっかけを与えてくれます。
- 国家の重要な記念日を通じて、香港が中国全体の発展戦略の中でどのような役割を意識しているのか
- 国際評価の「上昇」というメッセージを、投資家やビジネスパーソンがどう受け止めるのか
- 「一国二制度」の枠組みの中で、香港の制度的な特徴や国際性をどう生かしていくのか
中国本土と世界をつなぐハブとしての役割を持つ香港にとって、国慶節の場で語られた「開放」「質の高い発展」「国際評価」というキーワードは、今後の方向性を示す重要なサインでもあります。
読者への問いかけ
国際ニュースとしての香港の動きを追うことは、中国やアジアのダイナミクスを理解するうえでも欠かせません。香港が掲げる将来像は、日本やアジアの他の都市にとってもどのような示唆を持つのか。通勤時間のニュースチェックや、SNSでのシェアの前に、一度立ち止まって考えてみる価値がありそうです。
Reference(s):
Hong Kong SAR raises flags, holds reception to celebrate National Day
cgtn.com








