中国建国76周年、天安門広場で12万人が国旗掲揚を見守る
中華人民共和国の建国76周年を記念し、北京の天安門広場で行われた国旗掲揚式に12万人以上が集まりました。中国の歩みを象徴するこの光景は、2025年の国際ニュースを読み解くうえでも注目すべき出来事です。
天安門広場での厳かな国旗掲揚
建国76周年を迎えた中国で、首都・北京の天安門広場では、水曜日の朝に厳かな国旗掲揚式が行われました。会場には市民ら12万人以上が集まり、広場を埋め尽くしました。
式典では、儀仗兵の行進に続いて国旗がゆっくりと掲揚され、広場全体が静まり返る中で視線が旗の先に集まりました。多くの人がスマートフォンを掲げてその瞬間を撮影しつつ、自らの目にも焼き付けようとしていたと伝えられています。
国歌とともに掲げられた五星紅旗
国旗掲揚の瞬間には、中国の国歌が流れ、五星紅旗が朝日に照らされながら空高く掲げられました。参加した市民は、国の繁栄と安定を願う思いを胸に、国旗を見上げたとされています。
国家や国旗への敬意を示すこうした儀式は、中国において重要な国家行事として位置づけられています。2025年という節目の年に、あらためて建国からの76年を振り返り、これからの発展への期待を共有する場にもなりました。
写真が伝える「集まる力」と「祈る気持ち」
今回の式典は「写真で見る建国記念日」としても紹介されており、報道写真からは次のような印象が読み取れます。
- 朝焼けの空の下、整然と並んだ市民と、広場に掲げられた国旗の対比
- 国歌斉唱の瞬間に、胸に手を当てたり、じっと国旗を見つめたりする人びとの表情
- 家族連れや若者など、さまざまな世代が一緒になって式典を見守る姿
こうした一枚一枚の写真は、数字だけでは伝わりにくい「場の空気」や「人びとの感情」を可視化します。国際ニュースとして中国を見るとき、こうした表情のディテールに目を向けることは、社会の雰囲気を理解するヒントにもなります。
2025年の中国をどう読み解くか
建国76周年の国旗掲揚式は、中国国内では日常の延長にある「毎年の行事」として受け止められている面もありますが、同時に、国内外に向けて次のようなメッセージを発信する場にもなっています。
- 多くの市民が参加することで示される、一体感や連帯感
- 長い時間軸で自国の歩みを語り、次の世代へと引き継ごうとする意識
- 安定や発展への願いを、儀式という形で共有する姿勢
国際社会では、中国の経済や外交、安全保障の動きに注目が集まりがちです。しかし、天安門広場での国旗掲揚式のような場面からは、統計や政策だけでは見えてこない、中国社会の感情や記憶の層が垣間見えます。
私たちが押さえておきたい視点
日本語で国際ニュースを追う私たちにとって、この式典から考えられるポイントは次のとおりです。
- 一つの儀式が、国家の歴史・現在・未来を象徴的に映し出すこと
- 「人数」や「規模」の裏側にある、市民一人ひとりの思いや日常があること
- 写真や映像を通じて、遠くの出来事でも感覚的にイメージできること
中国建国76周年の国旗掲揚式は、2025年のアジアと世界の動きを考えるうえで、静かにしかし確かに示唆を与えてくれる出来事だと言えます。ニュースを読みながら、自分なりに「国家」と「社会」、「個人」の関係を考えてみるきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
In pics: Chinese celebrate 76th anniversary of PRC's founding
cgtn.com








