上海マスターズで商竣程がハチャノフ撃破 20歳で初のトップ10勝利
男子テニスの国際大会・上海マスターズで、地元ワイルドカードの20歳、商竣程(シャン・ジュンチェン)が第9シードのカレン・ハチャノフをストレートで破り、自身初のトップ10選手からの白星と大会3回戦進出を決めました。
20歳・商竣程、ホームでつかんだ金星
中国東部の上海市で行われている上海マスターズ男子シングルス2回戦で、商竣程はロシアのカレン・ハチャノフに7-6(3)、6-3で勝利しました。これが商にとってキャリア初のトップ10選手からの勝利となり、同大会で初めて3回戦(ベスト32)に進む快挙です。
商は主催者推薦のワイルドカードで出場する立場ながら、ツアーで安定した成績を残してきた強豪ハチャノフに臆することなく立ち向かい、ホームの大会で大きな一歩を踏み出しました。
タイブレークを制した第1セット
試合は立ち上がりから激しいブレーク合戦となりました。第1セット序盤の4ゲームで両者が互いに1度ずつサービスゲームを失い、スコアは2-2に並びます。その後も拮抗した展開が続き、勝負はタイブレークにもつれ込みました。
タイブレークで商は3-2とリードを奪うと、そこから3ポイント連取して主導権を握ります。2度目のセットポイントをきっちりものにし、7-6(7-3)で第1セットを先取しました。
第2セットはサーブで押し切る
第2セットに入ると、両者は序盤3つのサービスゲームをそれぞれキープし合い、4-3まで競り合う展開が続きました。流れが動いたのは第8ゲーム。商がハチャノフのサービスゲームを破り、5-3とリードを広げます。
続く自身のサービスゲームでは一点も与えない完璧な「ラブゲーム」で締め、6-3で第2セットを奪取。ストレート勝利で3回戦進出を決めました。次戦ではポルトガルのヌーノ・ボルジェスと対戦します。
商竣程が語る勝因「より速く、より攻撃的に」
試合後、商はハチャノフについて「ツアーでここ数年、とても安定したトップ10の選手。ベースラインでもネットでもプレーできるオールラウンダーで、ビッグサーブもあり、リターンも良く、弱点を見つけるのが難しい」と評価しました。
そのうえで、自身の勝因については「出だしはあまり良くなかったが、相手より速く、より攻撃的にプレーできたことがポイントだったと思う。全体として自分の戦略がうまく機能した」と振り返っています。相手の強みを認めつつ、自らのプレースタイルを貫いたことが勝利につながったと言えそうです。
中国男子テニスにとっての意味
20歳という若さで、世界のトップ10選手をホームの大きな大会で破ったことは、商本人にとって大きな自信になるだけでなく、中国男子テニスにとっても象徴的な出来事です。トップ選手との実戦経験を積みながら勝利まで手繰り寄せた今回の試合は、今後の成長を占ううえで一つの指標となるでしょう。
また、世界の男子テニス界全体を見ても、20代前半の若手が次々と台頭する流れの中で、アジア勢の存在感がどのように高まっていくのかという点でも注目されます。
そのほかの試合結果:シナーは危なげなく3回戦へ
同じく男子シングルス2回戦では、もう一人の「ホーム勢」であるブユンチャオケテが第26シードのルチアーノ・ダルデリと対戦しましたが、4-6、4-6のストレートで敗れ、今大会の戦いを終えました。勝ち上がったダルデリは、3回戦で第8シードのロレンツォ・ムセッティと「イタリア対決」に臨みます。
また、世界ランキング2位のジャンニック・シナー(イタリア)は、ドイツのダニエル・アルトマイヤーを6-3、6-3で一蹴し、危なげなく3回戦進出を決めました。次戦では、第27シードのタロン・フリークスポール(オランダ)と対戦します。
有力選手が順当に勝ち上がる中で、商竣程のような若い選手がどこまで上位シード勢に食い込んでいけるのか。上海マスターズは、2025年シーズンの男子テニスの勢力図を占う大会としても、引き続き注目を集めそうです。
Reference(s):
Shang Juncheng tops Khachanov to reach third round at Shanghai Masters
cgtn.com








