二十四節気「寒露」到来 深まる中国の秋を日本語で味わう
中国で二十四節気の一つ「寒露」を迎え、秋の景色が最も深く色づく季節になりました。中国の秋のようすを、日本語で分かりやすく伝える国際ニュースとしてお届けします。
きょうは二十四節気「寒露」
2025年12月8日、きょうは中国の二十四節気の第17番目であり、秋の5番目にあたる「寒露(Hanlu)」です。この時期、気候はいっそう涼しくなり、季節の魅力がピークを迎えます。
霧に包まれる山里、紅く染まる丘
寒露のころ、中国の各地では気温がぐっと下がり、山や田畑には朝の霧が静かに立ちこめます。視界をやわらかく包む白いベールの向こうに、ゆっくりと山の輪郭が浮かび上がる光景が見られます。
丘の斜面は深い紅色の葉で彩られ、緑から赤へのグラデーションがくっきりと際立ちます。セミの声は次第に遠ざかり、夏のにぎやかさは音をひそめていきます。
池の水面には、枯れかけたハスの葉が静かに佇みます。勢いよく伸びていた葉が色を失い、ところどころに空いた穴から水面がのぞくその姿は、どこかもの静かで、晩秋ならではの落ち着いた美しさを感じさせます。
24の「季節のサイン」としての二十四節気
二十四節気は、中国で一年の季節の移ろいを細かく示すために使われてきた暦の考え方です。寒露はその17番目で、秋の後半に位置づけられる節気とされています。
寒露のような節気に目を向けると、「暑い」「寒い」といった気温だけではなく、霧の出方、虫の声、葉の色づき、花や水辺の変化など、自然が発するさまざまなサインに気づきやすくなります。
日本の読者が受け取れるヒント
オンラインで国際ニュースを追う日本語話者にとっても、こうした季節の話題は、中国の社会や文化に近づく入り口になります。政治や経済だけでなく、「今この国にはどんな空気が流れているのか」という視点を持つことで、ニュースの風景は少し違って見えてきます。
忙しい毎日のなかで、きょうの空の色や街路樹の葉、通勤途中に頬をかすめる風の冷たさに、少しだけ意識を向けてみてはいかがでしょうか。遠く離れた中国の秋の景色とも、同じ時間を共有している感覚を持てるかもしれません。
季節を細やかに言葉にしてきた二十四節気の視点は、デジタルな情報があふれる時代にこそ、私たちの感覚をていねいに整えてくれるヒントになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








