中国とDPRKが実務協力を拡大へ 李強首相が潜在力に言及
中国の李強(り・きょう)首相は土曜日、朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)の朴泰成(パク・テソン)内閣総理と会談し、両国の「実務協力」の潜在力を共に掘り起こし、発展と建設に新たな原動力を加えていく考えを示しました。本記事では、この国際ニュースのポイントと背景をコンパクトに整理します。
中朝首相会談で示された3つの柱
中国の李強首相は、中国共産党(CPC)中央委員会政治局常務委員も務めており、今回の会談で次のような柱を強調しました。
- 両国トップが合意した「重要なコンセンサス」の着実な実施
- ハイレベル交流と戦略的コミュニケーションの強化
- 伝統的な友好・協力関係の一層の発展
李首相は、中国がこれまでと変わらず、朝鮮労働党(WPK)がDPRKの人々を導き、その国情に合った発展の道を歩むことをしっかり支持すると述べ、政治的な相互信頼を「継続的に強化していく」と強調しました。
「実務協力の潜在力」をどう生かすのか
今回の中朝会談でキーワードとなったのが「実務協力」です。李首相は、両国が共に社会主義建設の事業を前進させていることに触れ、その過程での協力余地はまだ大きいとの見方を示しました。
若者や文化を通じた人と人とのつながり
李首相は、中国人民とDPRK人民の間には深く特別な友情があると述べ、次のような分野での交流拡大を呼びかけました。
- 青年交流
- 文化・芸術交流
- 教育分野での相互訪問
- スポーツ交流
政府間の協力だけでなく、若者や文化を通じた草の根レベルのつながりを厚くすることで、長期的な友好関係の土台を強めていく狙いがうかがえます。
「抗米援朝」75周年という歴史的節目
李首相は、今年が中国人民志願軍がDPRKに入り、中国で「抗米援朝」と呼ばれる戦争を戦ってから75周年にあたると指摘しました。これは、英語で「War to Resist U.S. Aggression and Aid Korea」と呼ばれる戦争を指します。
李首相は、中国がDPRK側と協力し、この75周年の記念行事を成功させる用意があると述べました。歴史的な節目を共に振り返ることは、両国の特別な友情を再確認し、現在の中朝関係に一層の象徴性を与えることにつながります。
変化する国際情勢と中朝の連携
李首相は、国際情勢が深い変化を遂げつつある中で、中国とDPRKが正当な権利と利益を守り、国際的な公平と正義を維持するため、より緊密に団結し協力していく必要があると強調しました。
これに対し、朴泰成内閣総理は、DPRKの朝鮮労働党、政府、人民は中国に対して真摯で友好的な感情を抱いていると述べました。その上で、次のような姿勢を示しています。
- 壊れないと表現されるDPRKと中国の関係を強化・発展させることは揺るがない立場である
- 両国トップが達成した重要なコンセンサスを共に実行する
- ガバナンス(統治)についての経験交流を進める
- さまざまな分野で協力を深める
- 社会主義という共通の目標に向けて緊密に歩調を合わせる
朴総理はまた、DPRKが中国の核心的利益の擁護を断固として支持すると明言し、75周年記念行事を共に行う用意があると述べました。さらに、多国間の枠組みでも緊密に連携し、共通の利益を守っていくべきだとしています。
金日成氏・金正日氏への敬意表明
李首相は金曜日の午前、朴総理に同行して錦繍山太陽宮殿を訪れ、故金日成主席と金正日総書記に敬意を表しました。中朝関係の歴史的な基盤を象徴する場所を訪問したことは、今回の訪問が政治的・象徴的な意味を併せ持つことを示しています。
読者が押さえておきたいポイント
今回の一連の動きから、次のようなポイントが見えてきます。
- 中朝両国は、歴史的な節目である75周年を通じて、伝統的な友好関係を改めて強調している
- 実務協力という言葉のもとで、若者や文化、教育、スポーツなど幅広い分野で交流拡大を図ろうとしている
- 変化する国際情勢の中で、公平と正義をキーワードに国際舞台での協調姿勢を打ち出している
アジアと世界の力学が動く中、中国とDPRKの関係のあり方は、地域秩序や安全保障を考えるうえで重要な要素の一つです。今後、両国の実務協力や国際場裏での連携がどのような形で具体化していくのか、注視していく必要があります。
Reference(s):
China to explore practical cooperation potential with DPRK: Premier Li
cgtn.com








