北京会議で語られたジェンダー平等 スロベニア特使が訴える女性のエンパワメント video poster
北京で開かれたGlobal Leaders Meeting on Womenで、スロベニアの特使Darja Bavdaz Kuret氏が、ジェンダー平等と女性のエンパワメントの重要性を訴えました。本稿では、その発言から見える国際社会のいまを整理します。
北京で語られた女性、平和、安全保障
Darja Bavdaz Kuret氏は、CGTNのインタビューで、紛争や危機の場面で女性は被害者として語られがちだが、それだけではないと強調しました。女性は安全を提供する存在であり、平和を築く人であり、社会を変える力を持つ主体だと位置づけています。
発言のキーポイント
- 女性は単なる被害者ではなく、安全を支える提供者である
- 女性は平和を築く平和構築者として重要な役割を担う
- 女性は社会を変える変化の担い手として意思決定に参加すべきである
教育と経済的自立がエンパワメントの土台に
北京の会合で、Kuret氏が特に繰り返し語ったのが、教育と経済的自立の力でした。女性が質の高い教育にアクセスでき、自ら収入を得て生活を支えられることは、ジェンダー平等を進めるうえで欠かせない要素だと指摘しています。
教育を受け、経済的に自立した女性は、家庭や地域だけでなく、政治や安全保障の議論にも主体的に参加しやすくなります。女性を守られる存在としてだけではなく、共に社会をつくるパートナーとして見る発想が重要だというメッセージです。
教育や正義から締め出される女性と少女の声
Kuret氏は、教育の機会や司法へのアクセスを否定されている女性や少女の声を、国際社会がきちんと聞かなければならないと訴えました。学ぶ権利や裁判で訴える権利が奪われれば、暴力や差別が見えないところで繰り返されてしまうからです。
そのためにも、女性と少女の権利を完全に保護することが重要だとしています。これは、法制度を整えることだけでなく、日常の職場や家庭、地域社会での慣行を見直し、一人ひとりの声が届く仕組みをつくることを意味します。
日本の読者にとっての意味
北京での議論は、遠い世界の話ではありません。日本を含む多くの社会で、賃金格差や家事・育児の負担など、ジェンダー不平等は依然として残っています。教育と経済的自立を通じて女性をエンパワーし、権利を守るというメッセージは、私たちの日常の選択にも直結するテーマです。
通勤電車の中でニュースを読む私たち一人ひとりが、職場や家庭、オンラインコミュニティでこの話題を共有し、身近なところから対話を始めること。それ自体が、Kuret氏のいう変化の担い手となる一歩なのかもしれません。
Reference(s):
Slovenian Envoy: Gender equality and women's empowerment still needed
cgtn.com








