北京で影絵芝居の国際交流 米国ティーンも中国伝統文化に夢中
北京外国語大学で最近行われた影絵芝居の国際交流イベントで、中国と米国などの10代の若者たちが、中国の豊かな伝統文化の世界に引き込まれました。
バイリンガルで楽しむ影絵芝居と講義
北京の大学キャンパスで開かれた今回のイベントは、北京外国語大学と米国のValley Christian Schoolsの生徒たちをつなぐ文化交流の場となりました。会場では、影絵芝居(皮影戯)の上演に加え、その歴史や技法を紹介するレクチャー、実際に人形を動かしてみる体験プログラムが組み合わされました。
説明ややり取りには中国語と英語が使われ、海外のティーンエージャーにも分かりやすい形で中国伝統文化が紹介されました。
孫悟空と嫦娥、二つの名作で魅了
舞台を務めたのは、北京龍在天影絵劇場(Beijing Longzaitian Shadow Puppet Theater)のアーティストたちです。彼らは、中国で親しまれてきた二つの物語「孫悟空の天宮大騒動」と「嫦娥の月への旅」を影絵で披露しました。
前者は『西遊記』でおなじみの孫悟空が天界で暴れまわる痛快な物語、後者は月に向かう嫦娥の伝説を描いたロマンチックな物語です。スクリーンの向こうで繊細に動く人形と、光と影が織りなす世界に、会場の若者たちは静かに見入っていました。
自分の手で動かすからこそ伝わる面白さ
上演後には、アーティストたちが観客をステージに招き、影絵人形の作り方と動かし方を指導しました。
参加した生徒たちは、腕を大きく振ったり、体の向きを変えたり、ジャンプしてみたりしながら、人形に命を吹き込む感覚を体験しました。スクリーンにはぎこちない動きながらも、それぞれの物語が生まれ、会場には笑い声と歓声が響きました。
- 影をきれいに見せるための体の位置や動き
- キャラクターの性格を表現するためのしぐさ
- 光の当て方による見え方の違い
若い世代と伝統文化をつなぐ試み
今回の影絵芝居交流は、教室を飛び出して体感的に学べる国際ニュースの一場面として、中国の豊かな伝統文化を知る貴重な機会となりました。とくにデジタルコンテンツに慣れた世代にとって、アナログな光と影の世界は新鮮に映ったようです。
影絵人形を自ら作り、動かす体験は、単に「見る」だけでは得られない理解をもたらします。参加した中国と海外のティーンエージャーは、物語や技法だけでなく、その背後にある歴史や価値観にも自然と触れることができました。
国境を越えたこうした文化交流の積み重ねが、互いの社会や文化への理解を少しずつ深めていきます。影絵芝居を通じた出会いは、参加した若者たちの記憶に長く残る経験となりそうです。
まとめ:SNS世代にこそ響く「影」の物語
スマートフォンの画面越しに世界を見ることが当たり前になった今だからこそ、光と影だけで物語を表現する影絵芝居は、新しい驚きとして若い世代の心をつかんでいます。北京で行われた今回のバイリンガル影絵イベントは、中国の伝統文化と国際交流が出会う場として、これからの文化教育のヒントを示していると言えそうです。
Reference(s):
Bilingual shadow puppet show amazes teens from China and beyond
cgtn.com








