中国第15回全国運動会 女子10mエアライフルでHan Jiayuが逆転金
広東省で開催されている中国第15回全国運動会の射撃競技で、女子10メートルエアライフルと男子25メートルラピッドファイアピストルがいずれも劇的な決着となりました。女子では浙江チームのHan Jiayuが0.1点差をひっくり返して金メダルを獲得し、男子ではシュートオフの末に福建のSu Lianbofanが頂点に立ちました。
この記事のポイント
- 中国第15回全国運動会の女子10メートルエアライフルでHan Jiayu選手が最終弾で逆転し金メダル
- 決勝にはオリンピック覇者、世界チャンピオン、世界記録保持者の3人が同じ浙江チームから進出
- 男子25メートルラピッドファイアピストルでは、Su Lianbofan選手がシュートオフを制して金メダル
女子10メートルエアライフル:0.1点差からの逆転劇
女子10メートルエアライフルの決勝には、予選を通過した8人が進出しました。その中には浙江チームの3選手、オリンピックチャンピオンのHuang Yuting、2023年の世界チャンピオンであるHan Jiayu、世界記録保持者のWang Zifeiがそろい、中国射撃の層の厚さを示す顔ぶれとなりました。
しかし決勝が始まると、まず最初に姿を消したのは、実績十分のHuang Yutingでした。その後、Wang Zifeiも9.9点というわずかなミスショットを2度重ねたことが響き、最終順位は5位にとどまります。
浙江チームで最後まで残ったのはHan Jiayuでした。彼女は遼寧の15歳の若手、Du Yuchenをかわして最終の一騎打ちに進出。相手は江蘇のYan Jinjingで、最終ショット直前の差はわずか0.1点、Hanが追う展開でした。
勝負の最終弾、Hanはプレッシャーのかかる場面で10.6点という高得点を記録。一方のYanは9.8点にとどまり、合計252.7点としたHanが逆転で金メダルをつかみました。極限の緊張の中でも集中を切らさなかった精神力が光るフィニッシュです。
男子25メートルラピッドファイアピストル:トラブルとシュートオフ
男子25メートルラピッドファイアピストルの決勝も波乱含みの展開でした。江西のWang Shiwenは、2度目の技術的な不具合に見舞われ、それが響いて合計27ヒットで銅メダルという結果になりました。
金メダル争いは、福建のSu Lianbofanと陝西のHe Shiyuによる一騎打ちに。両選手とも35ヒットで並び、勝負はシュートオフにもつれ込みます。
延長戦となるシュートオフでは、Heが3ヒットにとどまったのに対し、Suが4ヒットを決めて勝負あり。わずかな差でSuが金メダルを手にし、観客を沸かせる劇的な決着となりました。
中国射撃の現在地と国際ニュースとしての意味
女子10メートルエアライフルの決勝には、オリンピックチャンピオン、世界チャンピオン、世界記録保持者が同じチームからそろい、男子種目でも最後はシュートオフという接戦になりました。中国第15回全国運動会が、高いレベルの国内競争の場であることがうかがえます。
一発ごとに順位が動き、0.1点の差が勝敗を分ける射撃競技は、メンタルと精度が試されるスポーツです。今回のHan JiayuやSu Lianbofanのように、極限状態で結果を出した選手たちは、今後の国際大会でも注目される存在になっていきそうです。
国際ニュースとしてスポーツを追いかける日本の読者にとっても、こうした中国国内大会の結果は、世界の舞台で名前を聞くかもしれない選手をいち早く知る手がかりになります。SNSなどで共有しながら、自分なりの視点で競技や選手の成長を追ってみるのもおもしろいのではないでしょうか。
Reference(s):
Han Jiayu wins women's 10m air rifle gold at 15th National Games
cgtn.com








