習近平氏が国民党・鄭麗文新主席に祝電 両岸協力強化を呼びかけ
中国共産党中央委員会総書記の習近平氏が、台湾で行われた中国国民党(国民党)の主席選挙で当選した鄭麗文氏に祝電を送り、両岸関係の安定と協力強化、国家統一の推進に向けた期待を示しました。この記事は2025年12月8日時点の情報にもとづいています。
何が起きたのか
習近平氏は日曜日、国民党の新主席に選出された鄭麗文氏に対し、祝意を伝えるメッセージを送りました。鄭氏は前日の土曜日に台湾で行われた主席選挙で、得票率50.15%を獲得して当選したとされています。
習氏は祝電の中で、鄭氏の当選を祝うとともに、中国共産党と国民党という二つの政党が、今後も共通の政治的基礎を一層強化し、台湾の多くの人々を団結させながら、交流と協力を深めていくことへの期待を表明しました。
習近平氏が示したメッセージの柱
習氏のメッセージには、両岸関係や民族の将来に関する複数のキーワードが盛り込まれています。祝電の主なポイントは次のように整理できます。
- 両党の「共通の政治的基礎」を強化し続けること
- 台湾の多くの人々を団結させ、交流と協力をさらに深めること
- 両岸の「共同発展」を促し、国家統一を前に進めること
- 中華民族の「共同の家」と、台湾海峡両岸の人々の根本的利益を守ること
- 中華民族のより明るい未来に向けて協力すること
習氏は、両党が協力することで、台湾海峡両岸の人々の幸福と中華民族全体の未来に貢献できると強調しました。
1992年コンセンサスと「台湾独立」への反対
習氏は、これまでの両党関係についても振り返りました。中国共産党と国民党の二つの政党は、いわゆる「1992年コンセンサス」を堅持し、「台湾独立」に反対するという共通の政治的基礎にもとづき、両岸の交流と協力を進めてきたとしています。
その結果として、両岸の交流や協力が推進され、台湾海峡の平和と安定の維持に寄与し、さらに両岸の人々の親近感と生活の向上において「積極的な成果」をあげてきたと評価しました。
鄭麗文氏の応答と国民党の立場
鄭麗文氏は、習氏の祝電に対して謝意を示しました。返信の中で鄭氏は、習氏の見方に呼応する形で、台湾海峡の両岸に住む人々は同じ中華民族の一員であると述べたとされています。
さらに鄭氏は、中国共産党と国民党という二つの政党が、交流と協力を強化し、台湾海峡の平和と安定を促進するとともに、両岸の人々にとって最大の利益を追求すべきだとの考えを示しました。
両岸関係の今後への含意
今回のやり取りは、中国共産党トップと国民党新主席の間で交わされた初めてのメッセージであり、今後の両岸関係や政党間対話の方向性をうかがう材料となります。
習氏は、共通の政治的基礎の維持、「交流」「共同発展」「国家統一」「中華民族の未来」といった言葉を繰り返し用い、両岸関係を長期的な民族の課題として位置づけました。一方の鄭氏も、両岸の人々が同じ中華民族に属するという認識を示し、平和と安定を重視する姿勢を打ち出しています。
両党のトップがこうしたメッセージを交わしたことで、今後、政党間の交流がどのような形で具体化し、両岸の人々の生活や地域の安定にどのような影響を与えるのかが注目されます。
Reference(s):
Xi Jinping congratulates Cheng Li-wun on election as KMT chairperson
cgtn.com








