体操世界選手権ジャカルタ:橋本大輝が個人総合3連覇、張博恒が銀
体操世界選手権ジャカルタで橋本大輝が3連覇、中国の張博恒が銀メダル
ジャカルタで行われた体操の世界選手権男子個人総合決勝で、日本の橋本大輝選手が3大会連続となる金メダルを獲得しました。中国の張博恒選手がわずかな差で銀メダルとなり、アジアのトップ選手どうしによるハイレベルな争いが注目を集めています。
予選上位の2人が同じローテーションで激突
男子個人総合は6種目の合計得点で競う体操の花形種目です。予選で橋本選手は1位、張選手は3位につけ、本戦の決勝では同じグループで演技順を回りました。
決勝はゆかに始まり、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒という順番で進行。お互いの演技を間近で見ながら点数を争う展開となり、精神的な駆け引きも含めて緊張感の高い決勝となりました。
張博恒がつり輪で一気に浮上、日本の岡慎之助は痛恨の落下
序盤、張選手はつり輪で高度な難度の構成と安定した着地を決め、7位から一気に2位まで順位を押し上げました。静かな表情の中にも、高難度の技を確実にまとめる集中力が光りました。
一方で、日本の新星・岡慎之助選手は5種目目のゆかで落下があり、メダル争いから後退。世界トップレベルの決勝の厳しさが表れる場面となりました。
平行棒で明暗、0.4点差で迎えた最終種目・鉄棒
勝負を分けた一つのポイントが5種目目の平行棒でした。橋本選手は大きなミスなくきれいに演技をまとめ、リードを広げます。一方で張選手には小さなミスがあり、この時点で両者の差は約0.4点に開きました。
体操の個人総合では、0.4点という差は「一つの技の出来栄え」でひっくり返ることもある僅差です。会場全体が緊張感に包まれる中で、最終種目の鉄棒へ。金メダルの行方は最後の演技まで分からない展開となりました。
鉄棒で見せた立て直しと完璧な着地
先に鉄棒の演技に入った張選手は、演技の途中でわずかなミスが出ましたが、大きく崩れることなくすぐに立て直し、最後まで演技をやり切りました。攻める姿勢を崩さず、銀メダルにふさわしい内容を示しました。
最後に登場した橋本選手は、重圧のかかる最終演技にもかかわらず、落ち着いた表情でスタート。大きなスイングと正確な技を積み重ね、フィニッシュでは着地をピタリと止めました。この鉄棒の演技を決め切り、合計85.131点で3大会連続となる男子個人総合の金メダルを確実なものとしました。
男子個人総合とは?6種目を戦い抜く「総合力」の勝負
男子個人総合は、次の6種目をすべて演技し、その合計点で争います。
- ゆか
- あん馬
- つり輪
- 跳馬
- 平行棒
- 鉄棒
一つの種目で大きな得点を出すだけでなく、6種目すべてでミスを最小限に抑えることが求められるため、「体操選手としての総合力」を測る種目とされています。今回の決勝では、橋本選手が高い安定感と勝負どころでの強さを示し、張選手も難度の高い構成でプレッシャーをかけ続けました。
アジアの2強が引き上げる体操界のレベル
日本の橋本選手と、中国の張選手は、世界の男子体操を牽引する存在です。両選手が互いを意識しながら演技の質と難度を高め合うことは、アジアだけでなく世界全体の体操レベルの向上にもつながっています。
今回の世界選手権男子個人総合決勝は、0.4点差という僅差の勝負でした。ミス一つ許されない中で全種目を戦い抜く姿は、国境を超えて多くのファンの心をつかむものです。今後の国際大会でも、橋本選手と張選手がどのような演技を見せるのか、引き続き注目が集まりそうです。
Reference(s):
Zhang Boheng claims silver, Hashimoto takes all-round gymnastics gold
cgtn.com







