中国経済は安定と大きな潜在力 第15次五カ年計画の7つの目標 video poster
中国経済の現状と今後の方向性について、中国の政策中枢が「土台は安定しており、潜在力は大きい」との見方を示しました。
中国共産党中央の財政・経済政策を担当する当局者 Han Wenxiu(ハン・ウェンシウ)氏が、金曜日に北京で開かれた記者会見で、中国経済は安定した基盤や複数の優位性、強いレジリエンスを持ち、長期的な健全成長の条件は変わっていないと強調しました。
「土台は安定、優位性とレジリエンス」当局者が説明
記者会見は、中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議(四中全会)の指針を説明するために開かれたものです。中国共産党中央の財政・経済事務を統括する機関の常務副主任を務める Han Wenxiu 氏は、中国経済は安定した土台の上に築かれており、多くの優位性と強い回復力、そして大きな潜在力を備えていると述べました。
また、長期的な健全な経済発展を支える条件や基本的な趨勢は変わっておらず、中国経済の先行きに対する自信を示しました。
戦略的機会とリスクが同時に存在する時代
Han 氏によれば、中国の発展は現在、戦略的な機会とリスク・課題が同時に存在する時期に入っています。不確実性や予測しにくい要因が増えている一方で、中国経済には依然として多くの有利な条件があると説明しました。
世界が大きな変化のさなかにあるなかで、中国は対外的な環境を形づくるうえで複数の有利な要因に直面しているとし、外部環境を主体的に整えていく姿勢もうかがえます。
第15次五カ年計画:強みを「質の高い発展」へ
中国は今後の第15次五カ年計画の期間中、自国の強みをどのように生かしていくのかが焦点となります。Han 氏は、中国の特色ある社会主義体制、超大規模な国内市場、そして完備した産業体系といった優位性を十分に発揮し、それらを高品質な発展の実際の成果へと転化していくことが不可欠だと述べました。
社会主義体制・超大規模市場・産業体系という強み
Han 氏が挙げたのは、中国の特色ある社会主義体制、超大規模な国内市場、そして完備した産業体系という三つの柱です。これらの強みを生かし、「高品質な発展」の原動力へと変えていくことが、第15次五カ年計画の重要な課題とされています。
7つの主要目標が示す方向性
中国共産党中央委員会が示した第15次五カ年計画の提言では、経済・社会発展の主要な目標が七つの分野で整理されています。Han 氏は、その内容として次のような方向性を挙げました。
- 高品質な発展で顕著な成果を上げること
- 科学技術の自立性と実力を大きく高めること
- 改革のさらなる全面的深化で新たな突破を実現すること
- 社会全体で顕著な文化的・倫理的進歩を遂げること
- 人々の生活の質を一段と向上させること
- 「美しい中国」イニシアチブを大きく前進させること
- 国家安全保障の防護体制をさらに強化すること
これらの目標からは、経済成長だけでなく、科学技術力や改革の深化、文化や倫理、生活の質、環境、国家安全までを含む、幅広い分野での「総合的な発展」を重視している姿勢が読み取れます。
「長期的な健全発展は変わらない」対外発信のメッセージ
今回の記者会見では、中国経済が直面するリスクや不確実性に言及しつつも、長期的な安定成長の基調は変わっていないというメッセージが繰り返し強調されました。
第15次五カ年計画に向けて示された七つの目標は、中国が今後も高品質な発展と科学技術の自立、環境改善や国家安全の強化を同時に進めていく方針を対内外に示したものと言えそうです。
Reference(s):
Official: China's economy on a stable footing with great potential
cgtn.com








