体操世界選手権ジャカルタ大会、中国が金量産 ゾウが4度目V
ジャカルタの体操世界選手権で中国が金メダル量産
2025年にジャカルタで行われた体操世界選手権で、中国が大会終盤まで金メダルを積み重ね、存在感を示しました。大会を締めくくるかたちで活躍したのが、ゾウ・ジンユアン選手です。
ゾウ・ジンユアンが4度目の世界タイトル
ゾウ・ジンユアン選手は、合計15.300点をマークし、自身4度目となる世界タイトルを獲得しました。この金メダルは、今大会における中国の3個目の金メダルとなり、中国代表の「金量産」を決定づける一勝となりました。
ゾウ選手はすでにオリンピックで2個の金メダルを獲得しているトップ選手であり、今回の結果によって「五輪2冠・世界4冠」の実績を持つことになります。難度の高い演技をまとめ上げて15点台に乗せたことで、依然として世界トップレベルの実力を維持していることを印象づけました。
肩のけがと新ルールを乗り越えたベテラン
ゾウ選手は、過去に肩のけがに悩まされてきました。体操選手にとって肩は、技の難度にも安定感にも直結する繊細な部位です。その影響を抱えながらも、演技構成を工夫しつつ、地道な調整を続けてきたことがうかがえます。
さらに、パリ五輪後には採点に関わるルールが見直されており、その変化に対応することも求められていました。ゾウ選手は、その「新しい基準」に合わせて技の組み立てやリスクの取り方を調整し、なおかつ高得点を引き出すことに成功しました。単なるベテランではなく、新しい環境に適応し続ける競技者としての姿勢が浮かび上がります。
張選手とともに中国チームをけん引
今大会の見出しにもあるように、中国の躍進を支えたのはゾウ選手だけではありません。張(Zhang)選手もまた、安定した演技と存在感あるパフォーマンスで、中国代表の金メダル獲得に大きく貢献しました。
詳細な種目構成は明らかにされていないものの、「ゾウと張が中国を金へ導いた」とされる今回の大会は、中国代表にとってベテランと他の主力選手がかみ合ったことを示す象徴的な出来事といえます。個々の技術だけでなく、チームとしての総合力が問われる国際大会で、複数の金メダルを手にした意味は小さくありません。
パリ五輪後の新時代で示した中国の存在感
ルール変更後も続く「強さ」の証明
体操競技では、採点ルールの変更が選手のキャリアに大きな影響を与えます。パリ五輪後のルール見直しは、演技構成やリスクと安定のバランスを改めて考え直すきっかけとなりました。
その中で、中国がジャカルタの世界選手権で金メダルを積み上げたことは、新ルールの下でも通用する技術と戦略をすでに確立しつつあることを示しています。ゾウ選手の4度目の世界タイトルは、その象徴的な成果といえるでしょう。
日本の体操ファンが押さえておきたい視点
今回の国際ニュースは、体操ファンだけでなく、オリンピックや世界選手権を日本語ニュースで追いかけている読者にとっても重要な意味があります。パリ五輪後のルール変更を背景に、「誰が新時代に適応しているのか」という視点で見ると、世界の勢力図がより立体的に見えてきます。
ゾウ・ジンユアン選手のように、実績あるベテランがけがやルール変更を乗り越えて結果を残していることは、競技の奥行きを感じさせる出来事です。次の国際大会では、中国代表がどのような演技構成で攻めてくるのか、そして他国の選手たちがどう応じていくのか。2026年以降の大会を追ううえでも、ジャカルタ大会での中国の戦い方は、一つの重要な手がかりになりそうです。
体操世界選手権ジャカルタ大会で示された、中国代表の「新ルール時代の強さ」。ゾウ選手と張選手を中心としたチームの動きは、これからの国際体操シーンを読み解くうえで、見落とせないポイントとなっています。
Reference(s):
Zou and Zhang lead China to gold at Artistic Gymnastics Worlds
cgtn.com








