上海で2025年World Laureates Forum開幕 テーマはScience in Future
上海で2025年のWorld Laureates Forumが開幕し、世界トップ級の科学者たちが未来の科学のあり方について3日間にわたり議論しています。この国際ニュースは、これからの科学技術と国際協力の方向性を考えるうえで重要な動きです。
世界トップ科学者が上海に集結
土曜日に上海で開幕した2025年World Laureates Forumには、世界各地から約150人の科学者が参加しています。そのうち25人は、権威ある国際賞の受賞者です。
フォーラムは3日間の日程で行われ、テーマは「Science in Future」、直訳すれば「未来の科学」です。会場では、最先端の科学研究や技術の行方について集中的な議論が交わされています。
ノーベル賞・チューリング賞受賞者も参加
今年のフォーラムには、次のような顔ぶれがそろっています。
- ノーベル賞受賞者 4人
- チューリング賞受賞者 4人
- 中国科学院と中国工程院の院士 16人
- 中国本土と海外から集まった若手の優秀な科学者 100人超
経験豊かな受賞者と、次世代を担う若手研究者が一堂に会することで、分野や世代を超えた対話が生まれることが期待されています。
議論の中心は「未来の科学」と国際協力
World Laureates Forumは、世界の最先端の科学トピックに焦点を当てています。今年は特に、次のようなテーマが取り上げられています。
- 宇宙や物質、生命の仕組みを探る基礎研究
- 社会や産業を変える可能性のある技術的ブレークスルー
- 複数分野や技術を組み合わせる統合イノベーション
- 国境を越えた国際協力と共同研究のあり方
- 科学技術ガバナンス(科学と技術をどのようなルールで運用するか)
新しい技術や研究成果だけでなく、それをどのように社会に結びつけ、どのような枠組みで管理していくのかという視点まで含めて議論している点が特徴です。
アジア最大級の国際科学会議へ成長
World Laureates Forumは2018年に上海で始まりました。その後開催を重ね、現在ではアジアで最も注目度が高く、世界のトップ科学者が最も多く集まる国際科学会議の一つとされています。
世界各地から集まった研究者が直接議論し、交流することで、新しい共同研究の構想や、分野をまたいだ連携の芽が生まれる可能性があります。こうしたネットワークは、長期的には地球規模の課題解決にもつながり得ます。
私たちにとっての意味は
上海で開かれている2025年World Laureates Forumで交わされる議論は、すぐに日常生活に現れるとは限りません。しかし、次のような点で、私たちの社会に長期的な影響を与える可能性があります。
- 基礎研究の成果が、医療やエネルギーなど身近な分野のイノベーションにつながる
- 国際協力の枠組みが整うことで、気候変動など地球規模の課題への対処が進みやすくなる
- 科学技術ガバナンスの議論が、プライバシーや安全性など市民の権利を守る仕組みづくりにつながる
2025年のWorld Laureates Forumは、未来の科学の方向性を占う場であると同時に、世界がどのように協力し合いながら課題に向き合うのかを映し出す鏡でもあります。今後どのようなメッセージが示されるのか、引き続き注目していきたいところです。
Reference(s):
Shanghai hosts 2025 World Laureates Forum on 'Science in Future'
cgtn.com








