中国とフィンランド外交75周年 習主席とスタッブ大統領が祝電
中国とフィンランド、外交関係75周年で首脳が祝電
中国の習近平国家主席とフィンランドのアレクサンデル・スタッブ大統領は火曜日、両国の外交関係樹立75周年を記念して祝電を交換しました。この国際ニュースは、政治・経済・文化など多分野で積み重ねてきた協力関係が、新たな段階に入ろうとしていることを示しています。
この記事のポイント
- 中国とフィンランドが外交関係樹立75周年を祝福
- 政治・経済・貿易・人文交流など幅広い分野で協力の深化を確認
- 2025〜2029年に向けた「将来志向の新型協力パートナーシップ」共同行動計画を再確認
- 多極化する国際秩序と包摂的な経済グローバル化への貢献を両首脳が強調
習主席「社会制度の違いを超えてきた75年」
習近平国家主席は祝電で、フィンランドを「千の湖の国」として紹介し、中国とフィンランドが早い段階から政府間の貿易協定を結んだヨーロッパの国の一つだと振り返りました。
また、この75年のあいだに、中国とフィンランドの関係は社会制度やイデオロギー(ものの考え方)の違いを乗り越え、国際情勢の変化にも揺らぐことなく発展してきたと強調しました。政治、経済、貿易、人と人との交流、文化など、さまざまな分野で協力が着実に深まっていると評価しています。
国賓訪中で描いた協力の「青写真」
習主席は、スタッブ大統領が10月に国賓として中国を訪問したことにも言及しました。その際、両首脳は「将来志向の新型協力パートナーシップ」に関する青写真を描き、今後の関係の枠組みを共有したとしています。
スタッブ大統領も祝電の中で、この最初の国賓訪中の際に、両国が「2025〜2029年に向けた将来志向の新型協力パートナーシップを推進するための共同行動計画(Joint Action Plan)」を発表したことを改めて確認しました。中期的なタイムラインを示すことで、両国の協力が一過性ではなく、継続的に進められることを打ち出した形です。
「平等で秩序ある多極化」と包摂的なグローバル化
習主席は、中国とフィンランドの伝統的な友好関係を大切にしていると述べたうえで、スタッブ大統領と協力しながら、次のような目標に取り組む意思を示しました。
- 両国の伝統的な友好を引き継ぎ、さらに発展させること
- あらゆる分野での二国間協力を拡大・深化させること
- 平等で秩序ある多極的な世界の構築を進めること
- すべての国に利益が行き渡る、包摂的な経済グローバル化を促進すること
ここで示された「多極化」や「包摂的なグローバル化」という表現は、一部の国だけで国際ルールや経済秩序を決めるのではなく、より多くの国や地域が参加する枠組みを重視する姿勢を示していると受け止めることができます。
スタッブ大統領「緊密で安定した関係」と国連での役割
スタッブ大統領は祝電で、フィンランドと中国の関係は「緊密で、よく確立された関係だ」と表現しました。外交関係樹立からの75年の間に、二国間関係は着実に成長し、協力も拡大してきたと述べています。
また、国際社会が、中国を国連安全保障理事会の常任理事国として信頼していると指摘し、今後も習主席との対話を続け、二国間の課題だけでなく地球規模の課題についても意見交換を行いたいと期待を示しました。
日本語で読む国際ニュースとしての意味
中国とフィンランドの外交関係75周年は、日本の読者にとっても、いくつかの視点から考えるきっかけになります。
- 異なる社会制度や価値観を持つ国同士でも、長期的な信頼関係を築けること
- 中小規模の国と大国との関係が、国際秩序や経済の安定にどのように寄与しうるのか
- 2025〜2029年の共同行動計画が、ビジネスや人材交流、研究協力などにどんな影響を与えるのか
国際ニュースを日本語で追うことで、世界の動きだけでなく、「どのような関係づくりが安定や協力につながるのか」という問いを、自分ごととして考えることができます。
これからの中国・フィンランド関係に注目
75周年という節目に交わされた今回の祝電は、過去の歩みを確認しながら、今後の協力の方向性を再確認するメッセージでもあります。とくに、政治・経済・文化など多層的な分野での協力を続ける姿勢や、多極化する世界と包摂的なグローバル化への貢献を掲げた点は、国際社会全体に向けたシグナルとも言えます。
今後、共同行動計画がどのような形で具体化していくのか。環境、デジタル技術、人材交流などの分野で、どのようなプロジェクトが生まれてくるのか。中国とフィンランドの動きは、引き続き注目していく価値がありそうです。
Reference(s):
Xi, Finnish president congratulate each other on 75 years of ties
cgtn.com







