韓国キャンパスから響くHello, future! APEC前に聞くアジアの若者の声 video poster
2025年に韓国で開かれる予定のAPEC Economic Leaders’ Meetingを前に、国際メディアCGTNが韓国・Yonsei Universityのキャンパスから、アジアの未来を見つめる若者たちの声を伝えています。
韓国・Yonsei Universityから届いたHello, future!
今回紹介されているのは、Republic of Korea(ROK)のYonsei Universityを訪ねたCGTNの企画です。韓国でもっとも国際的なキャンパスの一つとされるこの大学で、CGTNのYang Xinmengさんが学生たちと対話し、彼らがどのように世界と未来を見ているのかを聞きました。
番組のキーワードは、タイトルにもにじむような若者のまなざしです。大きな政治や経済の議論ではなく、日々のキャンパスライフや友人との会話の中から立ち上がるリアルな声にフォーカスしている点が特徴と言えます。
日常のキャンパスライフに宿るグローバル視点
取材の舞台となったYonsei Universityは、多様な国と地域から学生が集まるグローバルキャンパスです。講義、サークル活動、カフェでの雑談など、学生の日常にはすでに国境を越えた出会いや対話が組み込まれています。
番組では、そうしたごく普通の一日の中に、アジアや世界とのつながりを意識する瞬間がどのように溶け込んでいるかが切り取られています。留学経験、オンラインでの協働プロジェクト、多言語でのコミュニケーションなど、若者にとっての国際協力は、特別なイベントではなく生活の延長線上にあります。
学生たちが語るアジアの未来
CGTNの取材に応じた学生たちは、自分たちが生きる世界を「互いにつながり合うアジア」としてとらえています。番組の紹介文にあるように、話題は日常生活から、協力やつながりに関する考え方、そしてアジアの未来像へと自然に広がっていきます。
キーワードは協力とつながり
学生たちが語るアジアの未来をひと言でまとめるとすれば、それは「協力」と「つながり」です。経済やテクノロジーの発展だけでなく、人と人との理解や信頼をどう築くかが、これからのアジアにとって重要だという感覚が共有されています。
誰かを「ライバル」としてではなく、「一緒に課題を解決するパートナー」として見る視点。国籍やバックグラウンドの違いを、分断ではなく学びのきっかけに変えていこうとする姿勢。番組は、そうした若者の感覚を丁寧にすくい上げています。
APECの精神は理解と対話から始まる
今回の企画は、2025年にRepublic of Koreaで予定されているAPEC Economic Leaders’ Meetingを見据えたものです。APECは、アジア太平洋地域のメンバーが集まり、貿易や投資、デジタル経済など幅広いテーマで協力を模索する場として知られています。
番組の紹介文は、Yangさんの取材を通じて「APECの精神は、政治や政策の前に、理解、対話、そして耳を傾ける勇気から始まる」と伝えています。これは、首脳や閣僚レベルの会合だけではなく、市民や学生レベルの出会いにも共通する姿勢と言えます。
大きな枠組みとしてのAPECと、キャンパスで交わされるささやかな会話。その間にある距離を、若者たちの率直な言葉が少しずつ埋めていく──番組はそんなイメージを描いています。
なぜ今、アジアの若者の声に耳を傾けるのか
2025年現在、アジア太平洋地域はデジタル化、気候変動、格差、人口構造の変化など、多くの課題と可能性を同時に抱えています。その中で、これから数十年にわたって社会を担う若い世代が、世界をどう見ているかは、国際ニュースの重要なテーマの一つになりつつあります。
Yonsei Universityの学生たちの声は、特定の国や地域だけを代表するものではありませんが、アジアの他の国や地域で学ぶ若者とも共有しうる感覚を映し出しています。互いの違いを認めながらも、共通の課題に向き合うという意識は、多くのキャンパスで静かに広がっています。
日本の読者へのヒント 3つの視点
この企画から、日本にいる私たちが受け取れるヒントを三つに整理してみます。
- 1. まず聞くことから始める
意見を述べる前に、相手の背景や経験を聞いてみること。番組が示すように、理解と対話はそこから始まります。 - 2. アジアをネットワークとして捉える
国単位ではなく、人と人、キャンパスとキャンパス、都市と都市のつながりとしてアジアを見ると、新しい協力のかたちが見えてきます。 - 3. 身近な場所から協力を試す
大学、職場、オンラインコミュニティなど、身近な場で小さな協力や交流を重ねることが、やがて大きな地域協力につながっていきます。
Hello, future! を自分の言葉に
CGTNの企画が切り取ったのは、APEC Economic Leaders’ Meetingという大きな舞台の「周辺」で交わされる、若者たちの素朴で率直な声です。その一つひとつは小さく見えても、アジア太平洋地域の将来を形づくる重要な断片でもあります。
韓国のキャンパスから発せられたHello, future! という呼びかけを、私たちはどう受け止めるのか。同じアジアに生きる一人として、自分ならどんな未来を思い描き、どのようなつながりを育てていきたいのか。ニュースをきっかけに、そんな問いを静かに投げかけてくれる企画と言えるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








