高校生guzheng奏者が挑んだ中国音楽金鐘賞【国際ニュース】 video poster
高校生が奏でるguzheng 中国伝統音楽と歩む「音の旅」
中国の伝統音楽を伝える国際ニュースとして、今回は高校生のguzheng奏者、Yang Yalinさんの挑戦に注目します。中国音楽界で最高の栄誉とされる第15回中国音楽金鐘賞に出場した彼女の物語は、「読みやすいのに考えさせられる」一つのケースと言えます。
- 中国の古い弦楽器guzhengを愛する高校生
- 中国音楽金鐘賞のguzheng部門に今年出場
- 結果にかかわらず、音楽への思いを深める経験に
音楽は「人生から切り離せない」存在に
「音楽は、もはや自分の人生から切り離せないものになりました」。高校生でありguzheng奏者でもあるYang Yalinさんは、そう語ります。guzhengは、中国でもっとも古い弦楽器の一つとされる伝統楽器で、Yangさんの日常は、その弦の響きとともにあります。
学校での学びや友人との時間と同じように、guzhengの練習もまた、Yangさんの生活を形づくる大切な柱です。弦に指を置き、一音一音を確かめる時間は、自分自身と向き合う静かな対話のようでもあります。
第15回中国音楽金鐘賞に挑む
2025年の今年、Yangさんは第15回中国音楽金鐘賞(Chinese Golden Bell Award for Music)のguzheng部門に出場しました。この賞は、中国の音楽界で最高の栄誉とされ、多くの音楽家が目標とする舞台です。
第15回大会は、四川省成都市で10月18日から29日まで開催されました。Yangさんは準決勝には進めませんでしたが、それでもこの経験は、彼女の音楽の旅路を照らす明るい灯になったといいます。大きなステージに立ち、全力で演奏したという事実そのものが、次の一歩への力になっていきます。
「負け」ではなく、自分の原点を思い出す機会
Yangさんにとって、この挑戦は単なる勝ち負けだけの勝負ではありませんでした。結果として準決勝には届かなかったものの、その過程で、なぜ自分が伝統的な中国音楽を愛しているのかを、あらためて強く意識することになったからです。
大きな舞台に立つことで、次のような学びが生まれます。
- 自分の演奏がどこまで通用するのかを知る
- 同世代や先輩の奏者から刺激を受ける
- 練習の積み重ねが自信につながることを実感する
準決勝に進めなかったという事実も含めて、そのすべてがYangさんの「音楽の旅」を形づくる一部になっています。そこには、数字や順位では測りきれない価値があります。
若い世代が受け継ぐ中国の伝統音楽
中国でもっとも古い弦楽器の一つとされるguzhengを、高校生であるYangさんが日々弾き続けているという事実は、伝統音楽が今も若い世代の心をとらえていることを示しています。教科書の中だけでなく、自分の指先と耳で伝統を感じようとする姿は、多くの人にとってもヒントになるかもしれません。
忙しい学校生活のなかで練習を続け、大きな音楽賞の舞台に挑戦する。そのプロセスは、音楽に限らず、何かを本気で続けようとするすべての人に重なります。Yangさんの物語は、中国の伝統音楽をめぐるニュースであると同時に、「好きなこと」を続ける意味を静かに問いかけています。
弦の響きがつなぐ、私たちの日常との距離
スマートフォンでニュースを追う私たちから見ると、中国の伝統楽器guzhengは、どこか遠い世界の話に感じられるかもしれません。しかし、Yangさんの言葉や挑戦の姿をたどると、「何かに打ち込む喜び」や「悔しさを次への力に変える気持ち」といった感情は、国や文化の違いを越えて共通していることに気づきます。
国境を越えて届く一つの弦の響き。その向こうには、若い世代が自分なりの形で受け継ごうとしている文化の姿があります。日々のスキマ時間にニュースを読む私たちも、その音色に少しだけ耳を澄ませてみたくなります。
Reference(s):
cgtn.com








