中国国防省「台湾独立勢力を粉砕」 米台防衛協議に強く反発
中国国防省が、米国と台湾地域の「防衛産業会合」に強く反発し、「台湾独立」の動きを人民解放軍が粉砕すると改めて強調しました。地域の安全保障環境に影響しかねない発言として注目されています。
中国国防省、米台の防衛協議に強い懸念
中国国防省の報道官・張暁剛氏は木曜日の記者会見で、人民解放軍が「台湾独立」や外部勢力の干渉を「より大きな能力と、より信頼できる手段」で粉砕する能力を持つと述べました。
張氏の発言は、米国と台湾地域が最近、共同の兵器開発や生産、さらに米国による台湾への武器売却を協議する「いわゆる防衛産業会合」を開いたとされる報道について問われた際の回答です。
張氏の発言の主なポイントは次の通りです。
- 人民解放軍は「台湾独立」や外部勢力の干渉を粉砕する能力と手段を強化している
- 米国と台湾地域の防衛産業会合や武器共同開発の動きを念頭に強くけん制
- 台湾当局がどれだけ武器を購入しても、両岸の軍事力バランスは変わらないと指摘
- 「台湾独立」の追求は「必ず失敗する運命にある」と強調
- 台湾当局が米国に迎合し、台湾地域の利益を売り渡していると批判
- 米国に対し、台湾への武器売却の「高度な敏感性」と重大な結果を認識するよう呼びかけ
民進党当局への強いけん制
張氏は、台湾の与党である民主進歩党(民進党、DPP)当局について、米国に迎合し、台湾地域の利益を自身の利益と引き換えにしていると厳しく批判しました。人民解放軍は、民進党当局が「台湾独立」を追求するいかなる試みに対しても断固として対応するとの姿勢を示した形です。
また、台湾当局がどれほど多くの武器を手に入れても、台湾海峡を挟む両岸の軍事力バランスは変わらないとしたうえで、「台湾独立」を目指す動きは成功しないと強調しました。
米国に向けたメッセージ
張氏は米国に対しても、台湾への武器売却が持つ「高度な敏感性」と重大な結果を十分に認識するよう求めました。そのうえで、米国が「台湾独立」を支持しないというこれまでの約束を守るべきだと訴えました。
今回の発言は、米国と台湾地域の防衛協力の動きを抑え込むとともに、台湾問題への関与に慎重になるよう米国側にメッセージを送る狙いがあるとみられます。
地域の安定に何を意味するのか
中国軍が「台湾独立」勢力や外部勢力の干渉を「粉砕する」と繰り返し強調することで、台湾海峡情勢をめぐる緊張が高まる可能性もあります。一方で、こうした表現は、中国側の立場の強さと抑止の意思を示す狙いがあるとも考えられます。
台湾海峡の安定は、アジア太平洋全体の安全保障と経済にも関わります。各当事者が対立を深めるのではなく、対話と平和的な解決に向けた道筋をどのように描けるのかが、引き続き大きな焦点となりそうです。
Reference(s):
Chinese military pledges to crush 'Taiwan independence' secessionists
cgtn.com








