卓球WTTチャンピオンズ:王藝迪が早田ひなを破りベスト16入り
卓球の国際大会WTTチャンピオンズ・モンペリエで、中国の第3シード王藝迪(ワン・イーディ)が日本の早田ひなを3対1で下し、ベスト16進出を決めました。リードの守り方と試合中の修正力が光る一戦となりました。
第1ゲームは早田ひなが粘りの逆転
世界ランク5位の王藝迪は、第1ゲーム序盤から攻勢をかけ、8対2と大きくリードします。しかし早田ひな(世界ランク12位)がここから反撃し、ゲームポイントをしのぎながら10対10に追いつきました。
早田はバックハンドを軸にラリーを組み立て、14対12で第1ゲームを先取。スコア以上にお互いの集中力が問われる立ち上がりとなりました。
第2〜4ゲームで王藝迪が修正し主導権
第2ゲームに入ると、王藝迪がすぐに立て直します。序盤から8対3と再びリードを広げ、そのまま11対7で取り返しました。リターンから先手を取る展開が増え、ミスも減らしてきました。
流れをつかんだ王藝迪は、第3ゲームでは早田を圧倒します。積極的にコースを突き、早田のミスも重なって11対4。試合全体の流れが一気に中国選手側へと傾きました。
第4ゲームでも王藝迪は中盤で9対6とリードを奪い、そのまま11対6でゲームと試合を締めくくりました。セットカウント3対1で勝利し、WTTチャンピオンズ・モンペリエのベスト16に名乗りを上げています。
ゲームごとのスコア
- 第1ゲーム:王藝迪 12−14 早田ひな
- 第2ゲーム:王藝迪 11−7 早田ひな
- 第3ゲーム:王藝迪 11−4 早田ひな
- 第4ゲーム:王藝迪 11−6 早田ひな
「リードしてから慌ててしまった」王藝迪の自己分析
試合後、28歳の王藝迪は自身の内容について「どのゲームも先にリードはしていたが、リードした場面で少し急いでしまった」と振り返りました。コーチのタイムアウトでペースを落ち着かせるように助言を受けてから、プレーの質が安定したといいます。
王藝迪は「全体的に問題はなかったが、リズムをうまくコントロールできていなかった。スピードを落としてからは、第2ゲームから第4ゲームまで良いプレーができた」とも語り、リード時のメンタルとペース配分を今後の課題として挙げました。
2025年シーズンで存在感を示す王藝迪
王藝迪は、2025年シーズン序盤にWTT USグランドスラムとチャンピオンズ仁川で優勝しており、今シーズンは安定した成績を残しています。今大会でもベスト16に進んだことで、女子シングルスの優勝候補の一人として存在感を示し続けています。
キムとフランチスカもベスト16入り
大会では、王藝迪のほかにもキム、フランチスカがベスト16進出を決めています。実力者たちが順当に勝ち上がるなか、今後のラウンドでもハイレベルな試合が続いていきそうです。
読み解きポイント:国際卓球で問われるゲームメイク力
今回の試合では、序盤の大量リードを守り切れずにゲームを落とした第1ゲームと、その後ペースを落ち着かせて着実にポイントを重ねた第2〜第4ゲームが対照的でした。国際卓球の舞台では、技術だけでなく、試合の流れを読みながら自分のリズムをつくるゲームメイク力がいっそう重要になっていることが改めて浮き彫りになりました。
WTTチャンピオンズ・モンペリエは、世界トップクラスの選手が集まる国際大会です。日本の早田ひなと王藝迪の対戦は、アジア勢同士のハイレベルなぶつかり合いとして、今後の国際大会を占う試金石としても、日本語で国際ニュースを追うファンの間で注目を集めそうです。
Reference(s):
Wang, Kim, Franziska reach last 16 at WTT Champions Montpellier
cgtn.com







