世界テコンドー選手権、中国がメダル総数トップ 若手Zhangが銅
今年、中国の都市Wuxiで行われた世界テコンドー選手権が木曜日に閉幕しました。中国代表は銀1個、銅8個の計9個のメダルを獲得し、メダル総数で大会トップに立ちました。国際スポーツの舞台で、中国の層の厚さが際立つ結果となりました。
中国がメダル総数でトップになった意味
今回の世界テコンドー選手権では、中国代表は金メダルこそありませんでしたが、銀1個と銅8個という安定した成績で、メダル総数1位となりました。多くの階級で表彰台に上ったという事実は、特定のスター選手だけでなく、代表チーム全体のレベルが底上げされていることをうかがわせます。
国際ニュースとしても、中国のテコンドーが「単発の勝利」ではなく「継続的な強さ」を目指していることが伝わる大会となりました。今後の国際大会でも、中国代表が複数の階級で存在感を示す可能性は高いと言えます。
- 開催地:Wuxi(中国)
- 中国代表の成績:銀1個・銅8個(計9個、メダル総数1位)
- 注目選手:女子53キロ級のZhang Chuling、男子74キロ級のCai Zhaoxun
女子53キロ級:20歳Zhang Chulingがつかんだ銅メダル
女子53キロ級では、20歳のZhang Chuling選手が銅メダルを獲得しました。準決勝で対戦したのは、サウジアラビアのDunya Abu Taleb選手です。
第1ラウンド、Zhang選手は積極的に頭部への蹴りを狙い、攻めの姿勢を崩しませんでした。しかし得点には結びつかず、逆にAbu Taleb選手が中段への蹴りを決め、スコアは0-2。主導権を相手に渡す形となりました。
第2ラウンドでは、Zhang選手が前足をうまく使い、Abu Taleb選手の攻撃を何度も寸断する場面が目立ちました。それでも、サウジアラビアの選手が高い蹴りで得点を重ね、リードを広げます。終盤、Zhang選手の放った高い蹴りはビデオレビューとなりましたが、判定は「無効」。このラウンドも0-3で落とし、準決勝敗退となりました。
結果としてZhang選手は銅メダルとなりましたが、20歳という若さで世界選手権の表彰台に立った経験は大きな財産です。攻め続けるスタイルと、前足を駆使した試合運びは、今後の成長を期待させる内容でした。
男子74キロ級:Cai Zhaoxun、強豪Pontesに苦戦
男子74キロ級では、中国代表のCai Zhaoxun選手が準々決勝まで進みました。対戦相手はブラジルのEdival Pontes選手。試合はPontes選手のペースで進みます。
第1ラウンドはPontes選手が6-1と大きくリード。距離感とタイミングに優れた蹴りでCai選手を圧倒しました。第2ラウンドではCai選手も反撃し、点差は縮まりますが、Pontes選手は後ろ足からの鋭い蹴りを繰り出し続け、最終的に4-3でこのラウンドも制しました。
この勝利により、Pontes選手が準決勝へ進出。Cai選手はベスト8で大会を終えましたが、世界の強豪相手に競った経験は、今後の代表争いや国際大会で生きてくるはずです。
メダル「色」よりも見えてくる、中国テコンドーの現在地
今回の世界テコンドー選手権での中国代表は、金メダルがない一方で、複数階級で着実にメダルを積み上げました。数字だけ見れば「あと一歩で頂点に届かなかった」とも言えますが、見方を変えれば、若手を含む多くの選手が世界レベルで戦えている証拠でもあります。
特に、20歳のZhang Chuling選手のような新世代が表彰台に立ったことは、中国代表の将来にとって明るい材料です。1人のスターに依存するのではなく、複数のカテゴリーでメダル候補が育っていることは、チームスポーツ的な強さにもつながります。
国際スポーツニュースとしてこの結果をどう受け止めるかは、私たち次第です。金メダルの有無だけで評価するのか、それともメダル総数や若手の台頭といった「チームの厚み」に目を向けるのか。テコンドーという競技を通じて、スポーツの価値の捉え方を見直すきっかけにもなりそうです。
世界テコンドー選手権は終わりましたが、中国代表の挑戦はこれからも続きます。次の国際大会で、今回銅や銀にとどまった選手たちが、どのような答えを持ち帰ってくるのか注目されます。
Reference(s):
China tops medal table with nine at World Taekwondo Championships
cgtn.com








