APEC経済指導者会議で習近平氏と李在明氏が握手 韓国・慶州 video poster
韓国・慶州で開かれた第32回APEC(アジア太平洋経済協力)経済指導者会議の第1セッションの会場で、中国の習近平国家主席と韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が握手し、写真撮影に応じました。アジア太平洋の主要国トップ同士がカメラの前で笑顔を見せたこのシーンは、地域協力の行方を考えるうえで象徴的な一コマとなっています。
韓国・慶州で第32回APEC経済指導者会議
今回の国際ニュースの舞台となったのは、韓国南東部の都市・慶州です。ここで第32回APEC経済指導者会議が開かれ、アジア太平洋地域の各エコノミーのトップが一堂に会しました。会議では、貿易や投資、デジタル経済、持続可能な成長など、アジア太平洋の経済協力に関わる幅広いテーマが話し合われます。
習近平国家主席は、中国を代表して会場に到着し、韓国の開催国として習氏を迎えたのが李在明大統領でした。両首脳は会場入り口で出迎えのセレモニーに臨み、その一環として握手と記念撮影が行われました。
習近平氏と李在明氏、カメラの前で握手・記念撮影
公開された情報によると、第32回APEC経済指導者会議の第1セッションが始まる前、会場入り口に到着した習近平国家主席を、韓国の李在明大統領が出迎えました。両首脳は並んで立ち、握手を交わしたあと、報道陣のカメラの前でポーズを取り、写真撮影に応じました。
国際会議の場では、こうした握手や写真撮影のシーン自体が、一つのメッセージとして受け止められます。議題の詳細や個別の発言がまだ明らかになっていない段階でも、首脳同士がどのような雰囲気で顔を合わせるのかは、各国メディアや市場関係者が注目するポイントです。
アジア太平洋と中韓関係への意味合い
アジア太平洋地域は、世界経済の成長を牽引する重要なエリアです。その中で、中国と韓国はいずれも存在感の大きいプレーヤーです。APEC経済指導者会議の場で両国のトップが並び、握手を交わす姿が発信されることには、いくつかの意味合いがあります。
- 多国間協力の枠組みを再確認するシグナル:習近平氏と李在明氏がAPECの場で肩を並べることは、アジア太平洋の多国間協力に両国が引き続き関与していく姿勢を示すものと言えます。
- 二国間関係の「現在地」を映す光景:握手という基本的な儀礼を丁寧に行うことは、緊張よりも対話や協調を優先する姿勢を象徴的に伝える効果があります。
- 国内外の世論へのメッセージ:首脳同士がカメラの前で笑顔を見せるかどうかは、それぞれの国の世論やビジネス界にも影響を与えます。
なぜ「握手の一枚」がニュースになるのか
一見すると、ごく当たり前のプロトコル(儀礼)にも見える首脳同士の握手が、国際ニュースとして取り上げられるのはなぜでしょうか。そこには、視覚的な情報だからこそ伝えられるポイントがあります。
- 短時間でも「空気感」が伝わる:言葉以上に、表情や距離感、立ち位置などから、関係の雰囲気を読み取ろうとする視線が集まります。
- 外交の多くは「演出」も含めてメッセージ:国際会議の場では、どのタイミングで誰と並ぶのか、どのくらい時間を割くのかといった演出も含めて、外交メッセージの一部と見なされます。
- SNS時代の拡散力:握手の瞬間を切り取った写真は、報道だけでなくSNSでも素早く拡散され、イメージとして記憶に残ります。
日本の読者にとってのチェックポイント
今回のAPEC経済指導者会議での習近平氏と李在明氏の握手は、日本にとっても無関係ではありません。アジア太平洋の枠組みの中で、中国と韓国の動き方は、日本の経済や安全保障、企業活動にも影響しうるからです。
ニュースを追ううえでは、次のような点を意識しておくと、単なる「写真ニュース」を超えて理解が深まります。
- APEC全体として、今年どのテーマが特に強調されているのか
- 中国と韓国が、それぞれどのような優先課題を発信しているのか
- 日中韓それぞれのスタンスに、重なり合う部分と違いがどこにあるのか
これからのアジア太平洋を読むために
2025年も終盤に差しかかるなかで、アジア太平洋の経済と国際秩序は大きな転換点にあります。サプライチェーン(供給網)の再編やデジタル経済のルールづくり、気候変動への対応など、課題は複雑に絡み合っています。
その中で、習近平国家主席と李在明大統領がAPEC経済指導者会議の場で握手し、写真に収まったという事実は、「大きな枠組みの中で各国がどう協調しようとしているのか」を考える入り口になります。表情やしぐさを読み解きながら、その背後にある外交戦略や経済の利害関係にも目を向けていくことが、これからの国際ニュースの読み方として大切になってきそうです。
Reference(s):
cgtn.com








