中国人民政治協商会議 常務委員会が閉幕 第15次五カ年計画へ結束呼びかけ
中国の最高政治協商機関である中国人民政治協商会議(政協)第14期全国委員会常務委員会の第14回会議が、土曜日の午後に閉幕しました。会議では、第15次五カ年計画(2026〜2030年)の策定に向けた結束や、中国式現代化の推進、さらに孫文の生誕160周年に向けた記念行事などが主要なテーマとなりました。
王滬寧氏が閉会を主宰
閉会会合を主宰したのは、中国共産党中央委員会政治局常務委員であり、政協全国委員会主席を務める王滬寧氏です。王氏は、政協委員である政治協商会議のメンバーに対し、第20期中国共産党中央委員会第4回全体会議の指針を、仕事の中で深く学び、全面的に実行するよう呼びかけました。
あわせて王氏は、政協の役割として、社会の幅広い層の声を集め、公共の支持を高め、合意を築き、政策づくりに必要な知恵を結集することの重要性を強調しました。
第15次五カ年計画と中国式現代化
今回の会議では、2026年から2030年を対象とする第15次五カ年計画に向けて、どのように意見を集約し、実行を支えていくかが大きな焦点となりました。五カ年計画は、今後数年間の経済や社会の方向性を示す中期的な政策の枠組みとされ、その内容は中国および世界経済にとっても影響が大きいとみられます。
王氏は、政協の政治協商や民主的監督といった機能を生かし、第15次五カ年計画の策定と実施、中国式現代化の前進に向けて、より多くの知恵と提案を出すよう求めました。
- 公共の支持を広く集めること
- さまざまな立場の間で合意を形成すること
- 専門的な知見や現場の声を政策に反映させること
といった点が、政協委員に課せられた役割として改めて示された形です。
孫文生誕160周年の記念行事を決定
さらに、会議では中国の革命家で政治家の孫文(スン・ヤットセン)の誕生160周年を記念する行事を開催する決定も採択されました。孫文は1866年11月12日に生まれており、2026年に誕生160周年を迎えます。
記念行事の具体的な内容は明らかにされていませんが、中国近代史上の象徴的な人物をめぐる節目の年を意識しつつ、歴史と現在の政策課題を結びつける狙いもあるとみられます。
日本の読者にとっての意味
今回の政協常務委員会の動きは、中国の政策方向を読み解くうえで重要な手がかりとなります。とくに、第15次五カ年計画の議論が本格化するなかで、どの分野に重点が置かれるのかは、日本を含む周辺の国や企業にとっても関心の高いポイントです。
また、孫文生誕160周年の記念行事の決定は、歴史的な人物をどのように位置付け、現代の国づくりや社会像と結びつけていくのかという視点からも注目されます。今後、政協をはじめとする中国の政治機関がどのように合意形成を進め、第15次五カ年計画と中国式現代化を具体化していくのか、引き続きフォローしていく必要がありそうです。
Reference(s):
China's top political advisory body closes standing committee session
cgtn.com








