ユネスコ創造都市ネットワークに泉州と無錫が加盟
国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、創造産業を通じて都市の発展をめざす「創造都市ネットワーク(UCCN)」に新たに58都市を加え、中国福建省の泉州(Quanzhou)と江蘇省の無錫(Wuxi)が加盟したと発表しました。泉州はガストロノミー(食文化)、無錫は音楽の分野で創造都市に認定されています。
発表は世界都市デーに合わせて行われ、両都市は文化的な活力、クリエイティブ分野への積極的な支援、そして都市開発における革新的な戦略が評価されました。この国際ニュースを、日本語ニュースとして分かりやすく整理します。
泉州:ガストロノミーの創造都市
福建省にある泉州は、ガストロノミー、つまり食文化の分野でユネスコ創造都市に選ばれました。ユネスコは、泉州の文化的な活力と創造セクターへの支援、都市開発の工夫を高く評価しています。
一般に、ガストロノミー分野の創造都市には、次のような役割が期待されます。
- 地域の食文化を生かしたブランドづくり
- 料理人や食品関連事業者、観光との連携強化
- 地元の農業・漁業と都市経済をつなぐ仕組みづくり
泉州の取り組みも、こうした流れの中で位置づけられます。食を軸にした都市戦略は、観光だけでなく、雇用や地域コミュニティの活性化にもつながりやすいのが特徴です。
無錫:音楽の創造都市
江蘇省の無錫は、音楽の分野でユネスコ創造都市ネットワークに加わりました。無錫もまた、文化的な活力とクリエイティブ分野への支援、都市の発展をめぐる革新的な戦略が評価されています。
音楽の創造都市では、次のような取り組みが重視される傾向があります。
- 音楽イベントやフェスティバルの開催
- 音楽教育や若手アーティストへの支援
- 音楽ビジネスと観光・テクノロジーの連携
無錫の事例は、文化と産業を結びつけることで、都市イメージと経済の両方を高めていくモデルとして注目されます。
ユネスコ創造都市ネットワークとは
ユネスコ創造都市ネットワーク(UCCN)は、文化や創造産業をまちづくりに生かす都市同士が連携するための枠組みです。今回、新たに58都市が加わったことで、ネットワークはさらに多様な顔ぶれとなりました。
加盟都市は、ガストロノミーや音楽などの分野を軸にしながら、次のような目標を共有します。
- 文化と創造産業を通じた持続可能な都市発展
- 市民やクリエイターが参加しやすい都市づくり
- 他都市との交流や共同プロジェクトの推進
泉州と無錫の加盟は、アジアの都市が文化を軸にした発展戦略で存在感を高めている流れの一例といえます。
日本の都市にとってのヒント
今回の動きは、日本のまちづくりにもいくつかの示唆を与えます。
- 「観光客を増やす」だけでなく、地元の文化や創造産業を育てる長期戦略が重要であること
- 食や音楽など、身近な文化資源をどう都市ブランドにつなげるかを考える必要があること
- 中規模の都市でも、独自の強みを明確にできれば、国際ネットワークの一員として発信力を高められること
あなたが暮らす街には、どのような「創造の種」があるでしょうか。泉州と無錫の事例は、文化を軸にした都市づくりが、世界規模のテーマになりつつあることを静かに示しています。
Reference(s):
Chinese cities Quanzhou, Wuxi join UNESCO Creative Cities Network
cgtn.com







