2026年APEC経済首脳会議の開催地・深圳とは?45年で変貌した国際都市 video poster
2026年に中国南部の都市・深圳(シンセン)で第33回APEC経済首脳会議が開かれることが発表されました。急成長した国際都市・深圳は、なぜアジア太平洋の重要な会合の舞台に選ばれたのでしょうか。
第33回APEC経済首脳会議、開催地は深圳に
アジア太平洋経済協力会議(Asia-Pacific Economic Cooperation、APEC)の第33回経済首脳会議が、2026年に深圳で開催されます。韓国・慶州で開かれた第32回APEC Economic Leaders' Meetingに出席した中国の習近平国家主席が、この開催地を公式に明らかにしました。
アジア太平洋地域のAPECメンバーが集まるこの会合の開催地に深圳が選ばれたことは、同市の存在感の高まりを象徴する出来事と言えます。
深圳はどんな都市か
深圳は、中国南部の広東省に位置する都市で、広東・香港・マカオ大湾区を構成する主要都市のひとつです。この大湾区は、広東省と香港、マカオの各都市が連携する広域エリアとして位置づけられています。
いまや現代的な国際都市として知られる深圳ですが、約45年前までは小さな漁村にすぎませんでした。それが数十年のうちに、超高層ビルが立ち並ぶ国際メトロポリスへと変貌を遂げたことが、今回の発表内容からもうかがえます。
急成長する都市がAPECの舞台になる意味
急速な都市成長を経験した深圳が、APEC経済首脳会議の開催地に選ばれたことには、いくつかのメッセージが読み取れます。
- アジア太平洋の成長ダイナミズムを体現する都市で議論することで、地域経済の可能性を可視化したいという意図
- 広東・香港・マカオ大湾区という広域エリアの重要性を、国際舞台を通じて伝えようとする狙い
- 短期間で国際都市へと成長した経験を共有し、インフラや都市づくりをめぐる対話を深めるきっかけづくり
中国側は、深圳の魅力を紹介する動画コンテンツ『Gather in Shenzhen』なども通じて、都市の姿を国内外に発信しようとしています。
2026年に向けて何に注目するか
2025年12月現在、深圳でのAPEC経済首脳会議開催まで残り約1年です。会議の具体的な議題や日程はこれから本格的に固まっていきますが、アジア太平洋経済や地域協力の流れを考えるうえで、次のような点が注目されます。
- アジア太平洋地域の経済協力や貿易をめぐる議論が、深圳という都市空間でどのように展開されるのか
- 広東・香港・マカオ大湾区の位置づけが、各メンバーの発言や共同声明にどう反映されるのか
- 急成長する都市と、格差や持続可能性などの課題をどう両立させるかという視点が議論に取り込まれるのか
国際ニュースを追う私たちにとって、2026年のAPEC経済首脳会議は、深圳という都市を通してアジア太平洋の変化を読み解く機会にもなりそうです。開催までの準備の動きや深圳の街づくりの様子に目を向けておくことで、来年のニュースをより立体的に理解できるはずです。
Reference(s):
Discover Shenzhen: Host city of 2026 APEC Economic Leaders' Meeting
cgtn.com








