国際ニュース:中国とドイツ、安定した関係へ 王毅外相が政策枠組みを強調
中国の王毅外相は月曜日、ドイツのヨハン・ヴァーデプフル外相との電話協議で、中国とドイツの関係を常に正しい軌道に乗せておくためには、より安定的で持続可能な政策枠組みが必要だと強調しました。協議では、一つの中国原則を含む政治的な土台を再確認するとともに、双方が対話を通じて違いを管理していく姿勢が示されています。
中国・ドイツ外相が電話協議
王毅外相(中国共産党中央政治局委員)は月曜日、ドイツのヴァーデプフル外相と電話で協議しました。この電話協議は、ヴァーデプフル外相の要請により行われたもので、中国とドイツの二国間関係や国際情勢について意見が交わされました。
安定した持続可能な政策枠組みを
王毅外相は、中国とドイツの関係が長期的に安定して発展していくためには、より安定し、持続可能な政策枠組みを構築する必要があると述べました。そのうえで、相互尊重を基本とし、ウィンウィンの協力を関係の「羅針盤」とし、両国関係を「パートナーシップ」と位置づけることが重要だと指摘しました。
- 中国とドイツは、ともに主要な国であり重要な経済大国である
- 両国関係の健全で安定した発展は、双方の利益にかなうだけでなく、国際社会全体の期待にも応えるものだと強調
- そのことは、世界の平和と安定にも寄与すると述べました
違いは「自然なこと」、だからこそ対話を
王毅外相は、両国が異なる歴史、文化、社会制度を持つことから、意見や立場の違いが生じるのは自然なことだと認めました。そのうえで、両国はコミュニケーションと対話を維持し、理解を深め、誤解を解消し、相互信頼を強めていくべきだと呼びかけました。
また、相手国を公の場で批判し合うような「メガホン外交」に陥るべきではなく、事実に反する根拠のない非難は避けるべきだと述べ、冷静なやりとりの重要性を強調しました。
台湾問題と一つの中国原則
王毅外相は、台湾問題は中国の内政であり、中国の核心的利益、主権、領土の一体性にかかわる事柄だと改めて強調しました。そのうえで、一つの中国原則が中国とドイツの関係における最も重要な政治的基礎だと述べました。
王毅外相は、中国がかつてドイツの統一を無条件で支持したことに言及し、分断の痛みを経験したドイツには、中国が主権と領土の一体性を守り、いかなる形の「台湾独立」を目指す分裂行為にも反対するという立場を、十分に理解し支持してほしいとの期待を表明しました。
ドイツ側「一つの中国政策は不変」
これに対し、ヴァーデプフル外相は、ドイツが中国との関係を非常に重視していると述べました。今年7月にベルリンで行われた第8回中国・ドイツ外交安全保障戦略対話での、建設的で実りある対話を振り返りながら、今後も緊密な意思疎通を続ける意向を示しました。
同外相は、中国側の都合がつき次第、早期に中国を訪問し、二国間関係など重要な問題について踏み込んだ意見交換を行いたいと表明しました。また、ドイツの一つの中国政策は変わっておらず、中国との間で緊密な交流と対話を維持し、違いを適切に扱いながら、中国・ドイツの包括的な戦略的パートナーシップを前進させる考えを示しました。王毅外相は、適切な時期にヴァーデプフル外相を中国に迎える意向を示しています。
今回のやりとりから見えるもの
今回の電話協議では、中国とドイツが、互いの違いを認めつつも、安定した二国間関係のために対話と協力を重視する姿勢を改めて打ち出した形になりました。特に、一つの中国原則と一つの中国政策という政治的な土台を確認し直したことは、今後の関係運営における基礎を再度明確にする意味を持ちます。
歴史や制度が異なる国同士が、どのような枠組みやルールのもとで関係を維持・発展させていくのかは、国際社会全体に共通するテーマです。今回の中国・ドイツのやりとりは、対立よりも対話を重視しながら、違いを管理していこうとする一つのケースとして読み解くことができそうです。
Reference(s):
Wang Yi: China and Germany need to develop, stable ties policy
cgtn.com








