中国がビザ免除を2026年末まで延長 超40カ国対象に拡大
中国が一方的なビザ免除政策を40カ国超に対して2026年12月31日まで延長し、スウェーデンも新たに対象に加えると発表しました。観光やビジネスで中国を訪れる人にとって、渡航ハードルが下がる重要な国際ニュースです。
中国のビザ免除延長のポイント
今回明らかになった中国のビザ免除政策の主なポイントは次の通りです。
- 一方的なビザ免除措置を40カ国以上に対して2026年12月31日まで延長
- 一部の国で今年末に期限を迎える予定だった措置を継続
- 2025年11月10日から2026年12月31日まで、スウェーデンを新たにビザ免除対象に追加
- 対象国の一般旅券(普通旅券)所持者は最長30日間、ビザなしで短期滞在が可能
- 観光、ビジネス、親族・友人訪問、交流、乗り継ぎなどがビザ免除の対象目的
毛寧報道官が記者会見で説明
中国外交部の毛寧報道官は、最近の月曜日に行われた定例記者会見で、ビザ免除措置の延長を発表しました。これまで一部の国に適用されてきた一方的なビザ免除は、当初は今年末で期限を迎える予定でしたが、その終了時期が2026年12月31日まで先送りされる形となります。
毛報道官によると、今回の措置は中国側が一方的に実施するものであり、対象となる国の側で必ずしも同様の免除を設けることを条件としていません。中国を訪れる人の利便性向上や、人の往来を促進する狙いがあるとみられます。
対象となる国とビザ免除の条件
欧州を中心に40カ国超が対象
一方的なビザ免除の対象には、次のような欧州諸国が含まれています。
- フランス
- ドイツ
- イタリア
- オランダ
- スペイン
- スイス
- アイルランド
- ハンガリー
これらは対象国の一部の例であり、全体として40カ国を超える国がビザ免除の枠組みに含まれているとされています。
ビザなしで認められる訪問目的
ビザ免除の対象となるのは、対象国の一般旅券を持つ人が、次のような目的で中国を訪れる場合です。
- 観光
- ビジネス(商談や会議参加など)
- 家族や友人の訪問
- 交流プログラムやイベントへの参加
- 第三国への渡航のための乗り継ぎ(トランジット)
これらの目的で入国する場合、事前のビザ申請は必要なく、中国到着時にそのまま入国手続きへ進むことができます。
滞在可能日数は最大30日
ビザ免除の下で認められる滞在期間は、1回の入国につき最長30日間とされています。短期出張や休暇旅行、イベント参加など、多くのケースをカバーできる日数と言えます。
一方で、30日を超える長期滞在や就労などを予定している場合には、別途ビザの取得など、通常の手続きが必要になる可能性があります。具体的な要件は、渡航前に大使館や領事館などの公式情報で確認することが重要です。
スウェーデンは2025年11月から対象に
毛寧報道官は、今回の発表のなかでスウェーデンを新たにビザ免除プログラムに含めることも明らかにしました。スウェーデンについては、2025年11月10日から2026年12月31日までの期間、一般旅券所持者がビザなしで入国できるとされています。
記事執筆時点の2025年12月上旬には、すでにこの期間が始まっており、スウェーデンから中国への短期渡航は、ビザの手続きが不要になっています。北欧からの観光客やビジネス関係者にとって、渡航しやすさが増していると言えるでしょう。
国際的な人の往来にどんな影響があるか
40カ国超を対象としたビザ免除の延長は、国際的な人の往来に少なからぬ影響を与える可能性があります。特に、次のような点が注目されます。
- 観光需要の回復や拡大への追い風となる可能性
- 企業の短期出張や現地視察がしやすくなり、ビジネス交流が活発化する余地
- 大学や研究機関、文化団体などによる交流プログラムの企画・実施が柔軟になること
ビザ手続きには時間とコストがかかるため、それが不要になるだけでも、渡航を決断するハードルは確実に下がります。中国と対象国の間で、人と情報の流れが一段とスムーズになることが期待されます。
読者が押さえておきたいポイント
今回のビザ免除延長をめぐって、これから中国への渡航を考える読者が意識しておきたいポイントを整理します。
- 自分の国籍がビザ免除の対象に含まれているかどうかを、必ず最新の公式情報で確認すること
- ビザなしで滞在できる期間は最長30日であること
- 長期滞在や就労、留学などは今回の短期ビザ免除とは別枠となる可能性が高いこと
- 政策の内容や対象国は、今後変更される場合もあるため、渡航前に再確認する習慣を持つこと
中国のビザ政策は、ビジネスや観光、学術交流など、幅広い分野で日本を含む周辺地域にも間接的な影響を与える可能性があります。ニュースとして押さえるだけでなく、自分や身近な人の将来の行動にどう関わり得るのか、一度立ち止まって考えてみるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
China to extend unilateral visa-free policy for over 40 countries
cgtn.com








