広東省で240時間ビザなしトランジット拡大 5つの港と駅が新たに対象に video poster
中国南部の広東省で、最大240時間までビザなしで滞在できる「トランジット制度」の対象となる港が5カ所追加されました。香港やマカオ、海外からのアクセスがさらに広がり、国際的な往来の動きに注目が集まっています。
240時間ビザなしトランジット拡大の概要
広東省当局は、対外開放政策を一段と進める取り組みの一環として、11月5日から240時間ビザなしトランジット制度の対象となる港や駅を新たに5カ所追加しました。この制度は、乗り継ぎ時の短期滞在を想定した制度で、最大で240時間(10日間)までビザなしで滞在できるとされています。
新たに対象となる5つの港・駅
今回、新たに240時間ビザなしトランジットの対象となったのは、海路と鉄道の主要な玄関口5カ所です。
- Guangzhou Pazhou Ferry Terminal(広州・琶洲フェリーターミナル)
- Hengqin Port(横琴港)
- Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge Port(港珠澳大橋の中国側港)
- Zhongshan Port(中山港)
- West Kowloon Station of the Guangzhou-Shenzhen-Hong Kong Express Rail Link(広深港高速鉄道・西九龍駅)
いずれも香港やマカオと広東省を結ぶ交通の結節点であり、海上フェリーや高速鉄道を通じて、海外から広東省の各都市にアクセスしやすくなります。
第15回全国運動会に合わせた運用開始
今回の制度拡大は、11月9日から21日まで広東省、香港、マカオで開催された第15回全国運動会に合わせた動きでもあります。大会期間中、これらの港や駅は、競技観戦などを目的に広東省を訪れる海外からの観光客にとって、より利用しやすい出入り口となりました。
全国運動会は、中国の国内競技大会として最大規模のスポーツイベントとされており、広東省と香港、マカオが共同で開催地となった今回の大会は、地域間の連携や人の往来を象徴する機会にもなりました。
海外旅行者にとってのメリット
240時間ビザなしトランジットの対象となる港が増えたことで、海外からの旅行者やビジネス客には次のようなメリットが生まれています。
- 香港やマカオ経由で広東省の都市を訪れやすくなる
- フェリー、高速鉄道、橋梁を組み合わせた柔軟な移動ルートが取りやすくなる
- 数日間の滞在で、スポーツ観戦や展示会、出張など複数の予定を組み合わせやすくなる
特に、香港やマカオと広東省をまたぐ短期滞在を計画する人にとっては、移動の自由度が高まり、旅行プランの選択肢が広がると考えられます。
広東省の開放と地域連携の文脈で見る
広東省はこれまでも、香港やマカオと一体となった経済圏づくりや、国際的なビジネス環境の整備を進めてきました。今回の240時間ビザなしトランジット拡大は、その流れの中で、国際的な人の流れをさらにスムーズにする一手と言えます。
海外から広東省へ向かう人にとっては、ビザの取得を前提とした長期滞在だけでなく、短期間の訪問という選択肢も取りやすくなりつつあります。実際に利用を検討する際には、自身が条件を満たしているかどうかや、必要な手続きについて、最新の公式情報を確認することが重要です。
これからの国際往来をどう捉えるか
11月5日から始まった広東省での240時間ビザなしトランジット拡大は、第15回全国運動会をきっかけにした取り組みでありつつ、その後の国際往来のあり方にも影響を与える動きです。
日本を含むアジア各地から訪れる人にとっても、香港やマカオと組み合わせた広東省訪問はより現実的な選択肢になりつつあります。スポーツや観光だけでなく、ビジネスや文化交流の場がどのように広がっていくのか、今後の展開を注視したいところです。
Reference(s):
Guangdong expands 240-hour visa-free transit to 5 additional ports
cgtn.com








