中国とジョージア外相が会談 戦略的協力と一帯一路を深化へ
中国とジョージア、戦略的協力を一段と深化へ
北京で金曜日に行われた会談で、中国の王毅外相とジョージアのマカ・ボチョリシヴィリ外相は、両国関係を戦略的な高さと長期的な視野から発展させ、互恵的な協力を一段と深めていく方針を確認しました。
中国とジョージアの関係強化は、中国外交の現在地やグローバルサウスの動向を読み解くうえでも注目されます。
今回の会談の主なポイント
- 戦略的互信の強化と長期的な関係構築
- 一帯一路を軸にした経済・貿易・人文交流の拡大
- グローバル・ガバナンスとグローバルサウスの権益擁護での連携
戦略的互信と長期的な視野を強調
中国共産党中央政治局委員でもある王毅外相は、中国がこれまで一貫してジョージアとの関係を戦略的な高さと長期的な視野から位置づけてきたと説明しました。そのうえで、両国が今後さらに、
- 戦略的な相互信頼の一層の強化
- 長年にわたる友好関係の継承
- 互恵協力の深化を通じた二国間関係のより大きな発展
を目指す考えを示しました。比較的小規模な国との関係に対しても「戦略的」という言葉を用いる点に、中国がジョージアを重要なパートナーと見なしている姿勢が表れています。
一帯一路と経済・貿易協力の「質」を高める
王毅外相は、中国が今後もより広い分野で、より高い次元の対外開放を進めていく方針を改めて示しました。その一環として、ジョージアとの間で、
- 経済や貿易
- インフラや物流などの連結性
- 人と文化の交流
といった分野での協力を拡大し、一帯一路の共同建設をより深く、より実質的なレベルへと押し上げていく考えを表明しました。
量の拡大だけでなく協力の質を高めることを前面に出した点は、中国外交が掲げるハイ・クオリティな一帯一路協力の方向性とも重なります。
グローバル・ガバナンスと国際調停での協力
会談では、中国が提唱するグローバル・ガバナンス・イニシアチブも話題となりました。王毅外相は、このイニシアチブをジョージアと共に実行に移し、グローバルサウスの正当な権益と国際社会の共通利益をよりよく守っていきたいと述べました。
さらに中国側は、紛争や対立の平和的な解決を目指す国際的な枠組みである国際メディエーション機構へのジョージアの参加を歓迎する意向も示しました。両国が国際・地域問題での協調を強めることで、世界の平和と安定への貢献を図ろうとする姿勢がうかがえます。
ジョージア側の期待:FTAアップグレードと市場アクセス
ボチョリシヴィリ外相は、ジョージアが中国との関係を極めて重視していると強調し、二国間関係をさらに高い水準へ引き上げたいとの期待を示しました。
具体的には、ジョージア側は、
- 一帯一路の共同建設への積極的な参加の継続
- 中国との実務的・具体的な協力の一層の深化
- 両国間の自由貿易協定(FTA)のアップグレード版の迅速な実施
- より多くのジョージア産品の中国市場への進出
といった点を挙げています。
またボチョリシヴィリ外相は、ジョージアが一つの中国政策を揺るぎなく支持していることを改めて表明しました。そのうえで、国際・地域問題での中国との協力を強化し、世界の平和と安定の維持に貢献していきたいと述べました。
中国・ジョージア接近が示すもの
日本から見ると、中国とジョージアの二国間関係は日々のニュースの中であまり大きく取り上げられないかもしれません。それでも今回の会談内容からは、いくつかの重要な流れが読み取れます。
- 中国外交において、一帯一路とグローバルサウスが依然として重要な柱であること
- 比較的小規模な国との協力を通じて、中国がパートナーの裾野を広げていること
- インフラ、貿易、人文交流を組み合わせた協力モデルが、今後も各地で用いられていきそうだということ
こうした動きは、アジアや欧州だけでなく、日本を含む多くの国と地域にとっても、経済連携や外交戦略を考えるうえで無視できない要素になりつつあります。中国とジョージアの関係強化は、その一つの具体的な表れだと言えるでしょう。
Reference(s):
Wang Yi: China to deepen mutually beneficial cooperation with Georgia
cgtn.com








