ロンドン旅行博で「China Travel with Chinese Films」初披露 映画で伝える中国観光の今 video poster
2025年の国際観光見本市「World Travel Market(WTM)」ロンドンで、中国の文化と観光の魅力を伝える企画「China Travel with Chinese Films」が、中国パビリオンで初めて披露されました。映画を入り口に中国旅行をイメージさせるこの取り組みは、観光とコンテンツをどう組み合わせるかを考えるうえでも注目されています。
世界最大級の旅行博・WTMロンドンに中国パビリオン
「World Travel Market(WTM)」ロンドンは、世界でも最大級かつ影響力のある観光展示会のひとつとされています。各国・地域の観光局や企業、メディアが集まり、最新の観光トレンドやプロモーションの方向性を発信する場です。
2025年のWTMロンドンでは、中国の豊かな文化と観光資源が、中国パビリオンを通じて紹介されました。その中心的な企画のひとつとして位置づけられたのが、「China Travel with Chinese Films」です。
China Travel with Chinese Filmsとは
「China Travel with Chinese Films」は、中国の観光と映画を組み合わせた企画で、中国国家電影局(China Film Administration)と中国メディアグループ(China Media Group)が共同で開催しました。今回、WTMロンドンの中国パビリオンで初めてお披露目されました。
この企画では、中国の豊かな文化や観光の魅力が、映画というストーリーテリングの手法とともに紹介されたとされています。作品の舞台となる街や景観、登場人物の暮らしぶりなどを通じて、単なる観光地紹介にとどまらない「旅のイメージ」を伝える狙いがうかがえます。
なぜ映画と観光を組み合わせるのか
映画やドラマをきっかけに、その舞台となった場所を訪れてみたくなる、という経験がある人は多いのではないでしょうか。観光と視覚的なコンテンツとの連携には、いくつかのポイントがあります。
- 映画のストーリーを通じて、街の雰囲気や人々の生活が印象深く伝わる
- パンフレットや写真だけでは伝わりにくいスケール感や空気感を、映像なら表現しやすい
- 物語をきっかけに、その土地の歴史や文化への関心が自然に高まりやすい
「China Travel with Chinese Films」は、こうした映画の力を生かして、中国各地の多様な旅のスタイルや文化的背景を感じてもらう試みだと見ることができます。
中国パビリオンから見える観光戦略の一端
今回の企画は、中国の観光を「体験」や「物語」とセットで伝えようとする動きの一例ともいえます。単に観光地の名前や名所を並べるのではなく、映画のシーンや物語の流れとともに紹介することで、訪問前から旅のイメージを具体的に描いてもらう狙いがあると考えられます。
また、中国国家電影局とChina Media Groupという、コンテンツ産業に関わる組織が共同で関わっている点も象徴的です。観光とメディアコンテンツをどのように連携させるかは、多くの国や地域が模索しているテーマであり、その一つのモデルとして見ることもできそうです。
日本の旅行者・業界にとってのポイント
日本の読者や旅行業界にとって、この動きはどのような意味を持つでしょうか。いくつかの視点から整理してみます。
- 旅行者の視点:映画を手がかりに旅先を選ぶというスタイルが、今後さらに一般的になる可能性があります。
- 旅行業界の視点:作品のロケ地を巡るツアーや、映画の世界観を意識した商品設計など、コンテンツ連動型の企画のヒントになりえます。
- コンテンツ産業の視点:映画や動画コンテンツが、観光との連携を通じて新しい役割を持ち始めていることを示す事例として注目できます。
中国でのこうした取り組みは、日本や他の国・地域が自らの観光戦略やコンテンツ活用を考えるうえでも、参考材料になりそうです。
映像が変える「中国旅行」のイメージ
2025年のWTMロンドンで初披露された「China Travel with Chinese Films」は、中国の文化と観光の魅力を、映画という形で再編集して見せる試みだといえます。
今後、どのような作品や映像が中国旅行のイメージづくりに活用されていくのか、そして旅行者がどのように受け止めるのかは、引き続き注目されます。自分ならどんな映画をきっかけにその土地を訪れてみたいか、身近な人と話してみると、新しい旅の視点が見えてくるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








