呉宜澤が趙心童を破り決勝進出 南京WSTインターナショナル選手権
スヌーカーの国際大会・WSTインターナショナル選手権で、中国・南京を舞台に行われたオール中国勢の準決勝は、呉宜澤(ウ・イーザー)が趙心童(ジャオ・シントン)を9対6で下し、決勝進出を決めました。国際ニュースとしても注目される一戦を、日本語で振り返ります。
4対4で折り返した接戦の前半
金曜日に行われた準決勝は、前半の8フレームを終えて4対4と互角の展開になりました。呉は第4フレームで140点のビッグブレークをたたき出して主導権を握り、その勢いのまま2フレームを連取します。
しかし、現世界チャンピオンの趙も簡単には崩れません。その後の2フレームを取り返し、スコアを4対4のタイに戻して前半を終えました。
インターバル後にギアを上げた呉 4フレーム連取
インターバルを挟んだ後半、呉はさらに調子を上げます。70点超のブレークを4本続けて決め、そのうち1本は108点のセンチュリーブレーク(1度の取り番で100点以上を積み上げる高得点)でした。内容でもスコアでも趙を大きくリードし、一気に試合の流れを引き寄せます。
終盤に入ると、趙も第13フレームと第14フレームを連取して粘りを見せ、勝負は最終盤までもつれました。しかし第15フレームでは、呉が73対8と圧倒するスコアで制し、そのまま9対6で試合を締めくくりました。
趙との対戦成績は6勝3敗 世界22位として存在感
この勝利により、呉の趙に対する通算対戦成績は6勝3敗となりました。世界ランキング22位の呉は、現世界チャンピオン相手に堂々と渡り合い、要所で高得点ブレークを決めるなど、安定した試合運びを披露しました。
若手ながらもトップ選手との対戦で結果を残し続けていることは、今後のツアー全体の勢力図を考えるうえでも見逃せないポイントです。
決勝の相手はヒギンズかマグワイアか
呉は決勝で、もう一つの準決勝を戦うスコットランド勢、ジョン・ヒギンズとスティーブン・マグワイアの勝者と対戦します。どちらも長年ツアーの第一線で活躍してきた実力者です。
呉は試合後、「子どもの頃からジョン・ヒギンズやスティーブン・マグワイアの試合を見てきました。優勝することを目標にここへ来たので、勝つためにはしっかり準備しなければなりません」と語り、憧れの相手とのタイトルマッチに向けて気を引き締めている様子をうかがわせました。
中国・南京発のスヌーカー国際ニュースが示すもの
今回のWSTインターナショナル選手権は、中国・南京で開催されているスヌーカーの重要大会です。呉と趙という中国出身の実力派同士が準決勝で激突したことは、この競技におけるアジアの存在感の高まりを象徴しているとも言えます。
スヌーカーは英国発祥のキュー・スポーツで、長いテーブルと多数のボールを使う戦略性の高い競技です。繊細なショット精度とメンタルの強さが求められ、「一球ごとに流れが変わる」緊張感が魅力です。
日本ではまだマイナーな印象もありますが、今回のような国際ニュースをきっかけに試合映像やハイライトを追いかけてみると、また違ったスポーツの楽しみ方が見えてきます。スマートフォンでスコアの推移やブレークの内容を追うだけでも、戦略ゲームのようなおもしろさを感じられるはずです。
呉宜澤がつかんだ決勝の舞台で、どのようなドラマが生まれるのか。国際スポーツの動きを日本語でキャッチアップしたい読者にとっても、続報が気になる大会となりそうです。
Reference(s):
Wu defeats Zhao to advance to WST International Championship final
cgtn.com








