習近平氏、中国・ベトナム両党の第20回理論セミナーに祝賀メッセージ
中国とベトナムの両共産党による第20回理論セミナーに合わせて、習近平国家主席(中国共産党中央委員会総書記)が水曜日、祝賀メッセージを送りました。国際ニュースとして、中国・ベトナム両国がどのような関係を築こうとしているのか、そして社会主義の未来をどう位置付けているのかが示されています。
「良き隣人・良き同志・良き兄弟」としての中国・ベトナム
習氏はメッセージの中で、中国とベトナムが「良き隣人、良き友人、良き同志、良きパートナー」であり、戦略的な意義を持つ「運命共同体」に属すると強調しました。両国の関係を、地理的な近さだけでなく、理念面でも深く結びついた存在として位置付けています。
さらに、両国の与党である中国共産党(CPC)とベトナム共産党(CPV)はともにマルクス主義を掲げ、社会主義の道を揺るがず歩み、自国の社会主義建設を指導していると指摘しました。現在の時代が突きつける課題についても、両党は多くの共通点や類似点に直面していると述べています。
- マルクス主義の堅持と発展
- 社会主義の道の継続
- 自国の社会主義建設を主導
- 共通する時代の課題に向き合う
習氏は、こうした共通性が両党の関係を支える土台になっていると示唆しています。
「同志+兄弟」の友情と理論交流
メッセージでは、CPCとCPVがこれまでに行ってきた経験交流にも言及しました。両党は、党建設や国の運営に関する経験を深く共有し、それぞれの国情に合った社会主義現代化の道を共同で模索してきたとしています。
その過程で、マルクス主義の現地化・現代化を進めると同時に、世界の社会主義運動の発展にも寄与してきたと評価しました。習氏は、こうした協力を通じて、新時代における「同志プラス兄弟」の友情の新たな章を書き続けていると表現しています。
第20回理論セミナーの役割とは
今回の第20回理論セミナーは、CPCとCPVの間で行われる理論交流の場です。習氏は、このセミナーが両党の対話と交流のための重要なプラットフォームであり、中国・ベトナム関係の発展にも前向きな役割を果たしてきたと評価しました。
具体的には、理論セミナーが次のような役割を担っていると述べています。
- 両党の友情と相互信頼の強化
- 思想面での共通認識(イデオロギーのコンセンサス)の深化
- 中国・ベトナム関係の発展の促進
今回のセミナーは、ベトナムのニンビンで開催されました。現地での開催を通じて、ベトナム側との直接的な対話と交流が重ねられたとみられます。
「原点を忘れず、新たな局面を切り開く」ことへの期待
習氏は今後について、両党が「初心を忘れず、根本原則を堅持しつつ、新たな局面を切り開いていく」ことへの期待を示しました。その上で、ガバナンス(統治)経験に関する交流と相互学習を一層強化するよう呼びかけています。
求められているのは、単なる挨拶レベルの交流ではなく、理論や実務の両面での深い議論です。習氏は、次の点を重視するよう提案しました。
- 理論討議と学術交流の深化
- 共産党による統治の法則への理解の向上
- 社会主義建設の法則に対する認識の強化
- 人類社会の発展法則についての理解の共有
これらを通じて、両国の社会主義事業と、中国・ベトナムの「運命共同体」構築のための理論的支えを提供することが目指されています。
人類の平和と発展への貢献という視野
習氏はメッセージの締めくくりで、中国とベトナムの協力を、自国の発展にとどまらない広い視野に位置付けました。両党の理論交流と協力が、人類の平和と発展という「崇高な事業」に貢献することを期待すると述べています。
中国とベトナムの両共産党は、マルクス主義や社会主義の理論を共有するだけでなく、その現代的な意味付けと実践をめぐる議論を続けています。今回の第20回理論セミナーと習氏のメッセージは、両国が今後も理念とガバナンスの両面で協力を深めていく意志を示したものと言えます。
国際情勢が揺らぐなかで、中国・ベトナム両国がどのように「運命共同体」を具体化し、人類の平和と発展にどのような形で寄与していくのか。今回の理論セミナーは、その方向性を見極めるうえでも注目される動きとなりました。
Reference(s):
Xi sends congratulations to 20th theory seminar between CPC, CPV
cgtn.com







