香港・珠海・マカオ大橋と大湾区連結革命 24時間シャトルが変える移動 video poster
2018年に開通し、今年で7年目を迎えた香港・珠海・マカオ大橋が、中国の粤港澳大湾区の移動と暮らしを静かに変えています。香港、珠海、マカオを結ぶこの橋は、いまや地域をつなぐ「1本の動脈」として機能しています。
大湾区をつなぐ重要なインフラに
香港・珠海・マカオ大橋は、その名の通り香港、珠海、マカオを一直線で結ぶ橋です。開通から7年の間に、この橋は中国の大湾区にとって欠かせない交通インフラとなり、都市間の物理的な距離だけでなく、心理的な距離も縮めてきました。
24時間走るシャトルバスが生む「便利さ」
橋の両端にある港を結ぶシャトルバスは、24時間体制で運行されています。いつでも乗れるバスがあることで、仕事や観光、家族訪問など、さまざまな目的の移動がしやすくなりました。
チケット購入の手続きは分かりやすく、運賃も手頃な水準に抑えられています。こうした点から、シャトルバスは地域の住民や観光客にとって、効率的で経済的、そして快適な移動手段になっています。
利用者にとっての主なメリットを挙げると、次のようになります。
- 24時間運行で早朝や深夜の移動にも対応
- チケット購入の流れがシンプルで迷いにくい
- 手の届きやすい運賃で移動コストを抑えられる
- 安定した所要時間で予定を立てやすい
観光とビジネス、両方を支える存在
国際ニュースとしても注目される大湾区の動きの中で、この橋は観光とビジネスの両面を下支えしています。観光では、香港からマカオや珠海への周遊がしやすくなり、短期間で複数の都市を訪れる旅の選択肢が広がりました。
ビジネス面では、日帰りの出張や打ち合わせなど、時間にシビアな移動にも対応しやすくなります。移動がスムーズになるほど、人やアイデア、お金の流れは活発になり、地域全体の活力につながっていきます。
「生活圏」としての大湾区を意識させる
大湾区は、複数の都市がゆるやかにつながりながら、一つの広い生活圏や経済圏として機能することをめざしています。その中で、香港・珠海・マカオ大橋のようなハードなインフラは、人々の「移動の前提」を変える役割を担います。
たとえば、以前なら遠いと感じていた都市が、日常的な移動の選択肢として意識されるようになると、働き方や住まい方、週末の過ごし方まで変わっていきます。橋とシャトルバスは、その変化を静かに後押ししている存在だと言えます。
これからのつながり方を考えるヒントに
2025年の今、世界の多くの地域で、都市同士をどう結び、どのように人の流れをつくるかが議論されています。香港・珠海・マカオ大橋とシャトルバスの組み合わせは、インフラと移動サービスを一体で考えることで、生活の質と経済活動の両方を高めようとする試みの一例と見ることができます。
私たちがニュースとして大湾区の動きを追うとき、この橋が象徴するのは単なる土木構造物ではなく、人と地域を穏やかにつなげる日常のラインです。都市や地域をまたいだ移動がより身近になる中で、どのようなつながり方が自分たちの暮らしを豊かにするのかを考えるきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
A bridge away: Boosting connectivity in China's Greater Bay Area
cgtn.com








