Web Summit創業者「AIの主役は中国に」リスボンで語った世界の勢力図
ポルトガルのリスボンで2025年に開かれた国際テック会議「Web Summit 2025」で、創業者のパディ・コスグレイヴ氏が「人工知能(AI)の主役は中国になりつつある」という見方を示しました。世界最大級とも言われる欧州のテックイベントの場で、中国の存在感が強く印象づけられています。
リスボンのWeb Summit 2025で語られた「AIの主役は中国」
コスグレイヴ氏は、リスボンの会場で行われたCGTNのインタビューに対し、中国が人工知能分野で「支配的な力」になりつつあると語りました。中国企業がAIの開発や活用で急速に存在感を高めているという認識を示したものです。
同氏の発言は、欧州で開かれる大規模なテック会議の創業者が、中国の台頭をこれほどはっきりと言及した点で、国際ニュースとしても注目を集めています。
AIが支配的テーマ 中国AI企業が欧州の会場で存在感
コスグレイヴ氏は「AIは間違いなく支配的なテーマだ」と述べ、今回のWeb Summit 2025ではAI関連の議論や展示が中心になっていることを強調しました。そのうえで「ここはヨーロッパのテック会議であり、世界最大級とも言えるが、多くの中国のAI企業が参加している」と語り、中国企業のプレゼンスの大きさに触れました。
欧州で開かれるテックカンファレンスに、さまざまな地域の企業が集まる中で、その中心に中国のAI企業が位置づけられているという構図が浮かび上がります。
イノベーションの中心は新しい地域へ 特に中国を強調
ポルトガル紙「Publico」によると、コスグレイヴ氏は月曜日の開幕スピーチでも、イノベーションの中心はもはや欧州や米国にはなく、新しい地域へと移りつつあると指摘しました。その中でも特に中国を挙げ、世界の技術革新をけん引する存在になっていると評価したと伝えられています。
さらに同氏は、今後数日間のWeb Summitで披露される予定の「世界で最も進んだヒューマノイドロボット」についても言及しました。それらのロボットは欧州製でも米国製でもなく、中国企業のものになると説明し、AIとロボティクスの分野で中国が先端的な事例を示すことになるとの見通しを示しました。
発言から読み解く世界のテック勢力図
コスグレイヴ氏の一連の発言からは、次のようなポイントが見えてきます。
- Web Summit 2025ではAIが「支配的なテーマ」となっている
- 欧州で開かれる世界最大級のテック会議に、多くの中国のAI企業が参加している
- イノベーションの中心は、従来の欧州・米国から新しい地域、特に中国へ移りつつあるという認識が示された
- 世界最先端とされるヒューマノイドロボットの展示でも、中国企業の技術が主役になると見込まれている
こうしたメッセージは、AIとロボット技術をめぐる国際的な力関係が変化しつつあることを象徴的に物語っています。どの地域が次の時代の技術トレンドを生み出していくのかという問いが、改めて投げかけられていると言えるでしょう。
日本の読者にとっての意味 「どこで何が生まれているか」を意識する
日本語で国際ニュースを追う読者にとって、このリスボン発のニュースは、AIやテック分野の情報収集の仕方そのものを見直すきっかけにもなり得ます。従来の欧米中心の視点だけでなく、新しい地域で生まれている技術やサービスにも継続的に目を向ける必要性を示しているからです。
Web Summit 2025の会場で語られた「AIの主役は中国に移りつつある」というメッセージは、2025年の世界のイノベーション地図を読み解くための一つの手がかりです。今後、どの地域がどの分野で強みを発揮していくのか。ニュースやデータをフォローしながら、自分なりの視点をアップデートしていくことが求められているのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








