3歳からバスケ一筋 6歳ワンくんの中国本土・小さな挑戦 video poster
3歳から6歳まで、バスケットボールがずっと一番の相棒――。少年 Wang Lvecheng(ワン・ルーチェン)くんの歩みは、遊びの延長のような練習から始まり、「強さ・友情・勇気」を育てる旅へと変わっていきました。
3歳から6歳へ バスケットボールが「親友」になった時間
国際ニュースのなかでスポーツはしばしばメダルや記録で語られますが、ワンくんの物語はもっと身近なところから始まります。3歳の頃にボールに触れ、6歳になった今まで、バスケットボールは彼にとって「いちばんの友だち」のような存在であり続けてきました。
最初は、ボールをつく、転がす、といったシンプルな動きからのスタートでした。それが少しずつ、ドリブルやシュートを繰り返す「練習」という時間になり、コートの上で過ごすことが、日常の大切な一部になっていったと考えられます。
まだ小学校にも上がるかどうかという年齢で、ひとつの競技とこれほど長く付き合い続けるのは簡単なことではありません。それでもワンくんは3年間、バスケットボールと向き合い続けてきました。この継続力そのものが、スポーツを通じて育まれた「見えない力」と言えそうです。
強さ・友情・勇気――コートが教えてくれた3つの力
ワンくんのバスケットボールの旅は、「強さ」「友情」「勇気」という3つのキーワードで語られています。これは子どものスポーツ全般にも通じるテーマです。
1. 小さな体に宿る「強さ」
ここで言う強さは、単に筋力や体力だけではありません。毎日のように同じ動きを繰り返し、少しずつできることを増やしていく粘り強さ、うまくいかなかった日もコートに戻ってくる心の強さも含まれます。
3歳から6歳という成長の早い時期に、ひとつのことに打ち込む経験は、その後の学びや生活にも影響を与えるとされています。ワンくんにとってバスケットボールは、楽しみであると同時に、「挑戦すること」に慣れていく場でもあったはずです。
2. ボールがつなぐ「友情」
バスケットボールはチームスポーツです。コートに立つと、同じ方向のゴールを目指す仲間が必ずそばにいます。ワンくんもボールを追いかけるなかで、年齢の近い子どもたちと出会い、一緒に走り、笑い、時には悔しい思いも共有してきたと考えられます。
幼い頃に築かれるこうした人間関係は、「勝ち負け」だけではない価値を教えてくれます。パスをもらう、パスを出すというシンプルなやりとりの中に、「相手を信じる」という感覚が自然と育っていきます。
3. 一歩を踏み出す「勇気」
初めてのコート、初めてのシュート、初めての試合形式の練習――。どれも子どもにとっては小さな「未知の世界」への挑戦です。ワンくんの旅が「勇気」の物語でもあると言われるのは、こうした小さな一歩を何度も積み重ねてきたからでしょう。
失敗しても、またボールを手に取る。その繰り返しが、日々の中で「やってみる」勇気を育てていきます。この姿勢は、スポーツだけでなく勉強や人間関係など、これから出会うさまざまな場面でも支えになっていきます。
「楽しい」が原動力 幼いアスリートの時間をどう守るか
6歳という年齢を考えると、ワンくんの原動力はきわめてシンプルです。それは「バスケットボールが楽しい」という気持ちです。国際ニュースやスポーツニュースでは、若いアスリートに早くから大きな期待がかかることもありますが、幼い子どもにとって何より大切なのは、この「楽しい」という感覚を失わないことです。
保護者や指導者の立場から見ると、つい「もっと練習を」「もっと上手に」と求めたくなるかもしれません。しかし、ワンくんのような幼いアスリートの時間を守るうえでは、次のような視点が重要になります。
- 結果よりも「今日もコートに来られたこと」を大切にする
- できたことだけでなく、「チャレンジしたこと」を一緒に喜ぶ
- 休む日、別の遊びをする日も「成長の一部」として認める
こうした関わり方は、子どもの「好き」という気持ちを長く持続させるうえで欠かせません。スポーツを楽しむ心が守られてこそ、心身の健やかな成長や、将来の本格的な挑戦につながっていきます。
中国本土の次世代アスリートを動かす「見えないエネルギー」
ワンくんの物語は、中国本土の次世代アスリートの姿を象徴的に映し出しています。大きな大会やプロの舞台に立つ選手たちの背後には、必ず幼い頃の「楽しさ」と「夢中になった時間」があります。
バスケットボールに限らず、スポーツは子どもたちにとって、身体を動かす場であると同時に、自分の気持ちを確かめる場でもあります。「もっとやってみたい」「昨日より少しうまくなりたい」という思いが、毎日の練習を支える見えないエネルギーです。
ワンくんが3歳から6歳まで続けてきたバスケットボールとの時間は、そのエネルギーがどれほど強く、そして静かに子どもたちを前に押し出しているかを教えてくれます。こうした小さな物語の積み重ねが、やがて中国本土のスポーツ界全体を動かす力になっていくのかもしれません。
未来に向かう一歩としての「今」
まだ6歳のワンくんにとって、将来どんな選手になるのか、あるいは別の道に進むのかは、今はまだ決まっていません。それでも、バスケットボールと過ごした幼い日々は、確かに彼の中に残り続けます。
大きなスタジアムやプロリーグだけが、スポーツの物語ではありません。小さなコート、小さなボール、小さなプレーヤーの笑顔の中にも、新しい時代を形づくる物語があります。ワンくんのバスケットボールの旅は、その一つの姿だと言えるでしょう。
国際ニュースや日本語ニュースを通じてスポーツを見るとき、メダルやランキングの背後にある、こうした「小さな旅」にも目を向けてみると、私たち自身のものの見方も、少しずつ変わっていくのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








