中国本土の王滬寧氏、台湾問題で「外部干渉に断固反対」
中国本土の最高政治顧問にあたる王滬寧氏が、台湾問題をめぐり「台湾独立」を目指す分裂勢力への断固たる対抗と外部勢力の干渉への反対を改めて強調しました。同時に、台湾海峡の平和と両岸の経済・文化交流を重視する姿勢も打ち出しています。
台湾問題で示された強いメッセージ
王滬寧氏は木曜日、中国四川省成都で開かれた両岸セミナーへの祝賀書簡の中で、中国本土としての基本姿勢を改めて示しました。
- 「台湾独立」を目指す分裂勢力を断固として取り締まる
- 台湾問題への外部勢力の干渉に反対する
- 台湾海峡の平和と安定を守る
王氏は、こうした方針が中国本土の揺るがない決意であると強調しました。
戦争勝利と台湾の「復帰」をどう位置づけたか
王氏は、抗日戦争の勝利と台湾の「祖国への復帰」は、中国民族にとって大きな勝利であり、深い誇りの源だと述べました。
さらに、これらの歴史は「強く統一された国家こそが、台湾の人々を含むすべての中国の人々の未来を支える土台だ」という基本的な事実を示していると指摘しました。
今年9月・10月の動きとの連続性
王氏は、今年9月に行われた「中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利80周年」を記念する大会に言及しました。この場で中国本土は、「中華民族の偉大な復興はもはや誰にも止められない」と厳かに宣言したと振り返りました。
また、10月に開かれた中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議では、両岸関係の平和的発展を前進させ、国家統一の事業を推進することが改めて強調されたと指摘しました。これらはいずれも、中国を「あらゆる面で現代的な社会主義国家」に築き上げるという長期的な目標と結びつけられています。
「一つの中国」原則と1992年コンセンサスを再確認
王氏は、「新時代の台湾問題解決に向けた党の全体方針」を全面的に実行すると表明しました。その上で、
- 「一つの中国」原則
- 1992年コンセンサス
を堅持する姿勢を改めて明確にしました。
具体的には、両岸の経済・文化交流と協力を推進し、台湾海峡両岸の人々の福祉を高めるとともに、中華民族のより明るい未来をともに切り開いていくとしています。
成都の両岸セミナー、その顔ぶれ
今回のセミナーは、第5回目となる両岸セミナーで、中国本土の Cross-Straits Relations Research Center と、統一を支持する台湾の愛国団体が共催しました。
会合には200人を超える参加者が集まりました。出席者には、
- 中国・Kuomintang元主席の Hung Hsiu-chu 氏
- New Party の Chairman である Wu Cheng-tien 氏
- 台湾海峡両岸の専門家・学者
- 香港特別行政区とマカオ特別行政区からの来賓
などが含まれ、多様な立場の参加者による両岸関係についての意見交換の場となりました。
今回のメッセージが示すもの
今回の王氏のメッセージは、
- 「台湾独立」を目指す動きや外部勢力の関与には断固として対抗するという強い姿勢
- その一方で、経済・文化面での交流を通じて台湾海峡の平和と安定を維持し、両岸の人々の利益を高めていくという方針
- こうした取り組みを、中華民族全体の「偉大な復興」という長期目標の一部として位置づける考え方
という三つの軸に整理できます。
台湾海峡の安定は、両岸関係の将来を左右する重要な要素です。今回の王氏の発言と成都セミナーは、中国本土の指導部が台湾問題をどのような歴史観と将来像の中で位置づけているのかを考えるうえで、一つの手がかりとなりそうです。
Reference(s):
Wang Huning stresses resolve to oppose interference on Taiwan question
cgtn.com








