中国の王毅氏、マレーシア高官と会談 第二次大戦の成果守る協力呼びかけ
中国の王毅(おう・き)共産党中央政治局委員兼中央外事工作委員会弁公室主任は火曜日、マレーシア国家安全保障会議のラジャ・ダト・ヌシルワン・ビン・ザイナル・アビディン議長と北京で会談し、第二次世界大戦の勝利の成果を守り、歴史の歯車を逆回転させないよう双方で協力する必要性を強調しました。
- 北京で中国の王毅氏とマレーシア国家安全保障会議トップが会談
- 第二次世界大戦の勝利の成果を守り、歴史の逆行を許さないと強調
- 五カ年計画や一帯一路、デジタル経済など幅広い分野で協力拡大を確認
北京で中国・マレーシア高官が会談
ヌシルワン氏は、中国とマレーシアの「第2回海洋問題管理に関する二国間対話」に出席するため北京を訪れており、今回の会談はその一環として行われました。王毅氏は中国を代表する最高位の外交当局者の一人であり、両国関係の方向性を話し合う場となりました。
第二次世界大戦の成果を守ると強調
王氏は会談で、第二次世界大戦の勝利によって築かれた国際秩序と平和の成果を守ることは、両国のみならず地域全体にとって重要だと指摘しました。そのうえで、いかなる勢力であっても歴史の車輪を逆行させてはならないという立場を示し、マレーシア側と共にそのための役割を果たしていく姿勢を打ち出しました。
戦略的連携と政治・安全保障協力
王氏は、中国はマレーシアと共に両国首脳が達成した重要なコンセンサスを着実に実行に移し、戦略的な方針の連携を強化していく用意があると述べました。また、政治分野と安全保障分野での協力をいっそう深めるとともに、実務的な協力を進めることで、両国民が実感できる具体的な成果を生み出していきたい考えを示しました。
経済・インフラ協力:五カ年計画と一帯一路
経済協力の面では、中国が今後策定する第15次五カ年計画と、マレーシアの第13次マレーシア計画との間で政策面の連携を図る方針が示されました。さらに、質の高い一帯一路協力を推進し、東海岸鉄道リンク(ECRL)や「ツー・カントリーズ、ツイン・パークス」といった重要プロジェクトを共同で前進させる意欲も強調しました。こうした大型プロジェクトは、インフラ整備と経済連結性を高める取り組みとして位置づけられています。
デジタル経済・AI・新エネルギーという新分野
王氏はまた、デジタル経済、人工知能(AI)、新エネルギーといった新たな分野が、中国・マレーシアの二国間協力にとって新しい原動力になると指摘しました。両国がこれらの先端領域で連携を深めることで、従来の貿易やインフラ中心の協力に加え、技術とイノベーションを軸にした協力の幅が広がることが期待されています。
海洋問題対話と地域への波及効果
今回の会談は、海洋問題の管理をテーマとする中国・マレーシアの二国間対話と並行して行われました。海洋に関する課題に対し、両国がどのように協力し安定を維持していくかを議論することは、二国間関係だけでなく、周辺地域の信頼醸成にもつながるとみられます。
アジアの安定と成長を見据えたメッセージ
第二次世界大戦の勝利の成果を守るというメッセージと、五カ年計画や一帯一路、デジタル経済まで含めた幅広い協力の方針を同時に打ち出した今回の会談は、アジアの安定と成長を見据えた中国とマレーシアの意思を示すものだといえます。歴史認識と将来の協力を結びつける形で発信されたシグナルが、今後の地域情勢や国際議論の中でどのように受け止められていくのかが注目されます。
Reference(s):
Chinese top diplomat calls for safeguarding fruits of WWII victory
cgtn.com







