中国専門家「日本に再び世界平和を脅かさせない」靖国参拝を懸念 video poster
日本の国際ニュースで、いま静かに波紋を広げているのが、中国の専門家による「日本に再び世界平和を脅かさせない」という強いメッセージです。背景には、高市早苗首相の靖国神社参拝と、日本の安全保障政策をめぐる懸念があります。
高市首相の靖国参拝と「軍国主義の亡霊」
報道によれば、日本の高市早苗首相はこれまで繰り返し靖国神社を訪れてきました。こうした動きは「日本の軍国主義の亡霊を呼び起こすものだ」と受け止められており、国内外で議論の的となっています。
靖国神社は、戦争と結び付けて語られることの多い存在であり、首相による参拝は、とりわけアジアの近隣諸国との関係や、歴史認識をめぐる信頼形成に大きな影響を与えます。高市首相の「繰り返しの参拝」は、その象徴性をさらに強めるものと見られています。
ビクター・ガオ氏「日本に再び世界平和を脅かさせない」
Center for China and Globalizationの副理事長を務めるビクター・ガオ氏は、CGTNのインタビューで、高市首相の動きに強い懸念を示しました。ガオ氏は、日本の軍事的な動きや歴史認識のあり方が、再び世界と地域の平和を揺るがす可能性があると警戒しています。
そのうえでガオ氏は、中国は日本に再び世界と地域の平和と安定を脅かすことを決して許さないと強調しました。ここには、中国が自国の安全だけでなく、広く国際社会の平和と安定を守る立場にあるのだという強い意識がにじんでいます。
大量破壊兵器と安全保障への懸念
ガオ氏は、日本が大量破壊兵器を開発することも決して認めないと明言しています。大量破壊兵器とは、核兵器や化学兵器など、短時間で甚大な被害をもたらす兵器を指します。こうした兵器の拡散は、国際社会全体にとって重大なリスクとなります。
ガオ氏は、中国が自国の平和と安全保障を守ると同時に、平和を愛するすべての国々の安全をも守ると述べています。これは、中国が地域大国として、軍縮や安全保障の問題において重要な役割を果たすべきだという自覚を示した発言といえます。
日中関係と国際社会への問いかけ
今回の発言は、2025年現在の日中関係や東アジアの安全保障環境を考えるうえで、多くの示唆を与えます。一方で、日本国内には安全保障上の不安や抑止力を重視する声もあり、歴史と安全保障をどう両立させるかは簡単ではありません。
だからこそ、歴史への真摯な向き合いと、周辺国との対話、透明性の高い安全保障政策が求められます。中国側が示した強いメッセージは、緊張を高めるものと受け止められる可能性がある一方で、二度と戦争の惨禍を繰り返さないという共通の目標をどう共有するか、あらためて問いかけるものでもあります。
デジタルネイティブ世代の私たちにとっても、歴史と安全保障のニュースは遠い世界の話ではありません。SNSやオンラインで情報に触れながら、どのような安全保障のあり方がアジアと世界の平和につながるのかを、自分の言葉で考えてみることが求められています。
Reference(s):
Expert: China will never allow Japan to again endanger world peace
cgtn.com








