中国、在日中国公民の安全確保を日本に要請 暴行事件とネット上の脅迫を懸念
最近、日本で中国公民を狙った事件が増えているとして、中国が日本政府に対し、自国民と在日公館の安全確保を改めて強く求めています。中国外交部の毛寧報道官が北京での定例記者会見で述べました。
中国が日本に「具体的な措置」を要請
中国外交部の毛寧報道官は、水曜日に行われた北京での定例記者会見で、中国側が最近、日本で中国公民を標的とした刑事事件の増加を注視していると説明し、日本側に対し、在日中国公民および中国の機関の安全を守るための具体的な措置を取るよう求めました。
中国公民への暴力事件とオンライン上の過激な言説
中国側の説明によりますと、日本の警察当局は先週、日本で中国公民に対する暴行事件に関与した疑いで、5人の容疑者を逮捕しました。中国側は、こうした動きを踏まえ、日本での治安状況に懸念を示しています。
同時に、日本のオンラインプラットフォーム上では、中国を標準にした極端で威圧的な言説が大量に見られると指摘しました。さらに、ここ数週間、中国大使館や各地の総領事館が、右派系団体によるオンライン・オフラインの両面での嫌がらせを繰り返し受けていると述べています。
毛寧報道官「懸念を真剣に受け止めるべき」
毛報道官は、日本側に対し、中国の懸念を真剣に受け止めるよう呼びかけた上で、日本側が有効な措置を取り、日本にいる中国公民と中国の機関の安全を確保することを求めると強調しました。
在日外国人と在外公館の安全という課題
外国人住民や観光客、留学生、そして各国の大使館・領事館の安全をどう守るかは、どの国にとっても重要な課題です。事件そのものだけでなく、オンライン空間での過激な言説や嫌がらせが、現実の暴力や対立につながるリスクも指摘されています。
今回、中国が日本に対して安全確保を改めて要請したことは、日中間の課題という枠を超え、日本社会における外国人や他国へのまなざし、そしてオンライン言論のあり方を考えるきっかけにもなり得ます。
私たちが考えたいポイント
- 在日中国公民を含む外国人住民の安全を高めるために、どのような仕組みや対話が必要か
- ネット上の極端な言説や脅迫的な表現が、現実社会の不安や緊張を高めないために何ができるか
- 国と国との関係が緊張しやすい国際情勢の中で、市民レベルでの冷静な情報共有と相互理解をどう保つか
事件や強い言葉が注目を集めやすい今だからこそ、一人ひとりが事実と向き合い、感情に流されない視点を持てるかどうかが問われています。今回の中国側の要請が、日本社会にとっても、安全と共生について考えるタイミングとなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








