香港・Tai Poの住宅火災 消火と救助が完了、128人死亡
香港・Tai Poの住宅団地「Wang Fuk Court」で発生した大規模火災について、香港特別行政区(HKSAR)政府は、消火と捜索・救助活動が完了したと発表しました。死者は少なくとも128人に上り、約200人が依然として行方不明とされています。
消火・救助活動は金曜午前に終了
香港特別行政区政府によると、現地時間の金曜日午前10時18分、同火災に対する消火活動と捜索・救助活動がすべて終了しました。これは記者会見で明らかにされたもので、現場は香港・Tai Poにある住宅団地「Wang Fuk Court」です。
この火災では、住宅エリアにおける大規模な対応が必要となり、消防や救急当局が長時間にわたって活動を続けてきました。
128人が死亡 約200人が行方不明
香港特別行政区政府の治安担当トップであるクリス・タン(Chris Tang Ping-keung)保安局長は、最新の情報として、この火災による死者が128人に達したと説明しました。
一方で、およそ200人が依然として消息不明とされています。行方不明者の確認が進んでおらず、被害の全体像はまだ完全には明らかになっていません。
大規模な出動体制:消防車391回、救急車185回
香港特別行政区政府消防処の楊恩健(Andy Yeung Yan-kin)消防処長によると、今回の対応では、非常に大規模な出動体制がとられました。
- 消防車の出動回数:391回
- 救急車の出動回数:185回
- 投入された消防・救急関係者:2,311人
これらの数字からも、住宅密集地で起きた火災として、極めて深刻な事案であったことがうかがえます。
香港警察が本格捜査へ 3〜4週間を想定
香港警察は、火災現場での証拠収集と原因究明に向けた本格的な捜査を進める方針です。保安局長によれば、この調査には3〜4週間ほどを要する見通しだとされています。
今後は、どのように火災が発生し、被害が拡大したのか、また避難や救助の過程に課題がなかったかなど、さまざまな観点から検証が行われることになります。
中国本土・広東省との連携による支援
中国共産党中央委員会の香港・マカオ工作弁公室は、広東省と連携し、香港での救援活動やその後の支援に協力していると伝えられています。
香港と中国本土が連携して被災地を支える体制は、広域的な災害対応の一つのあり方としても注目されます。
このニュースから私たちが考えたいこと
今回の火災は、香港の住宅地で起きた出来事ですが、高層住宅や集合住宅が多い日本やアジアの都市に暮らす私たちにとっても、決して他人事とは言えません。
日常生活の中で、次のような点をあらためて確認しておくことが大切かもしれません。
- 自宅や職場で、一番近い非常階段や避難経路を把握しているか
- 消火器や非常ベルの場所を知っているか
- 家族や同僚と、災害時の連絡方法や集合場所を話し合っているか
国際ニュースとして香港の火災を知ることは、同時に、自分たちの暮らしの安全対策を見直すきっかけにもなります。被害の全容や原因に関する続報とともに、都市と住まいの安全について考え続けていきたいところです。
Reference(s):
Firefighting, rescue operations in HK residential area fire completed
cgtn.com








