バスケ中国代表、2027年W杯アジア予選初戦で大韓民国に惜敗 80-76
2027年FIBAワールドカップのアジア予選で、中国代表はホームで大韓民国代表に80-76で敗れました。キャプテンの趙睿(Zhao Rui)が負傷で不在という難しい状況の中、終盤に激しい追い上げを見せましたが、あと一歩届きませんでした。
中国代表、ホームでのアジア予選初戦を落とす
2027年FIBAワールドカップを目指すアジア予選の初戦で、中国代表はホームに大韓民国代表を迎えました。中国は主将の趙睿がケガで欠場する中、序盤はセンターの周琦(Zhou Qi)がジャンプシュートを決めて先制点を挙げ、まずは良い立ち上がりを見せます。
しかし、大韓民国はすぐさまリバウンドと外角シュートで主導権を握ります。朱俊龍(Zhu Junlong)のシュートが外れたところを、安英俊(An Youngjun)がリバウンドで拾い、第1クォーター終了時点で24-16と大韓民国がリードを広げました。
前半で広がったダブルスコアに近い点差
第2クォーターに入ると、大韓民国のイ・ヒョンジュン(Lee Hyun-jung)が存在感を強めます。3ポイントシュート(長距離シュート)を沈め、一時はリードを12点差まで拡大。中国はオフェンスのリズムをつかみきれず、前半終了時には47-34と13点ビハインドで折り返しました。
ホームでの試合ながら、前半は大韓民国の外角攻勢とリバウンドの強さが際立ち、中国は追いかける展開を強いられました。
第3クォーター、中国が守備を立て直し反撃
後半に入ると、中国はようやく守備の強度を上げて流れを引き戻し始めます。第3クォーター序盤、胡明軒(Hu Mingxuan)が胡金秋(Hu Jinqiu)にパスを通し、レイアップで得点。スコアは34-51と依然ビハインドでしたが、攻守両面で改善の兆しが見えました。
その後も胡明軒が高詩岩(Gao Shiyan)にコーナーからの3ポイントをアシストするなど、中国はディフェンスを引き締めながら徐々に点差を縮めます。第3クォーター終盤には、卞俊鎬(Byeon Junhyeong)の3ポイントが外れた直後、朱俊龍がドライブから得点し、点差を11点まで詰めて最終クォーターへとつなげました。
第4クォーターで猛追も、3ポイントの差が最後まで響く
最終第4クォーター、試合はさらに激しさを増しました。大韓民国は李政鉉(Lee Junghyun)が安英俊にボールを預け、再び3ポイントシュートを沈めます。この試合で大韓民国は合計14本もの3ポイントを成功させており、外角シュートが大きな武器となりました。
一方で中国も意地を見せます。張鎮麟(Zhang Zhenlin)がフリースローを決め、大韓民国のリードを3点差にまで縮めました。第4クォーターだけを見ると、中国は24-19と相手を上回る得点を挙げています。
それでも、大韓民国は要所でシュートを決めきり、最終的には80-76と4点差で勝利。中国は終盤の追い上げこそ光りましたが、前半の失点と3ポイントラインでの守備の差が最後まで重くのしかかった形です。
イ・ヒョンジュンが33得点、9本の3ポイントで試合を支配
この試合の個人成績で最も目立ったのは、大韓民国のイ・ヒョンジュンでした。イ・ヒョンジュンはゲームハイとなる33得点を記録し、そのうち9本は3ポイントシュートによるものです。
9本の3ポイント成功は、大韓民国の合計14本という外角シュートの量と質を象徴する数字でもあります。中国にとっては、イ・ヒョンジュンをどう抑えるかが最大の課題となりました。
中国代表にとっての課題と今後への示唆
今回の2027年FIBAワールドカップ・アジア予選初戦は、中国代表にいくつかの課題を突きつけた試合でもあります。
- 第1クォーターから主導権を握られた立ち上がり
- 大韓民国に14本の3ポイントを許した外角ディフェンス
- キャプテン趙睿不在の中でのゲームメイクとリーダーシップ
一方で、第3クォーター以降の守備改善と第4クォーターの24-19というスコアは、修正力と粘り強さを感じさせる内容でもありました。ホームでの黒星スタートではあるものの、予選はまだ続きます。今回の敗戦をどう次の試合につなげるかが、中国代表にとって重要なポイントとなりそうです。
国際ニュースとしてのバスケットボールの試合は、単なる勝ち負けを超えて、各国・各地域の強みや課題が見える場でもあります。アジアのバスケットボール勢力図の中で、中国と大韓民国がどのようなポジションを築いていくのか。今後の予選の行方にも注目が集まりそうです。
Reference(s):
China falls 80-76 to Republic of Korea in FIBA World Cup qualifiers
cgtn.com








