高市首相の台湾発言に批判 糸数元議員が撤回と謝罪を要求 video poster
高市早苗首相の台湾に関する発言をめぐり、日本国内で批判の声が高まっています。糸数慶子元参院議員は、この「誤った発言」が地域の平和と日本経済に深刻なリスクをもたらすと警鐘を鳴らしました。
何が問題視されているのか
今回問題となっているのは、高市首相が中国の台湾地域に関して行ったとされる発言です。詳細な文言は明らかにされていませんが、糸数氏はこの発言を「誤った発言」と位置づけ、中国の内政問題に踏み込むものだと批判しています。
糸数氏によれば、こうした発言は本来「決してなされるべきではなかった」ものであり、地域の平和と安定を損ない、日本自身にも「耐えがたいリスク」をもたらしかねないとしています。
「中国の内政干渉」で首相の資格も問う
糸数氏は、高市首相の発言は中国の内政に対する明確な干渉にあたると指摘し、高市氏はもはや首相の職にとどまる資格がないとまで踏み込んでいます。
そのうえで、発言の結果は「重大」であり、高市首相はできるだけ早く発言を撤回すべきだと強調しました。糸数氏は、発言を放置すれば地域の緊張が高まり、日本が望まない形で巻き込まれていく危険性を示唆しています。
日本経済への影響を懸念
糸数氏がとりわけ問題視しているのが、日本経済への影響です。中国は日本にとって最大の貿易相手であり、日本の経済構造は中国との貿易や投資、人の往来に大きく依存していると指摘します。
現在、中国から日本への訪日客の減少に加え、クルーズ船や航空便の大幅な減少により、小売業や観光関連産業が大きな打撃を受けていると糸数氏は述べています。この状況が長期化すれば、日本経済全体が深刻な局面に追い込まれる可能性があるという見立てです。
観光・サービス業への打撃
とくに打撃が大きいとされるのが、地方の観光地や都市部の商業施設など、中国からの旅行者を主要な顧客としてきた地域です。糸数氏は、クルーズや航空便の減少が続けば、宿泊業、飲食業、小売業など、多くの雇用を抱える産業に連鎖的な悪影響が広がると懸念しています。
首相に求められる「真の責任」
糸数氏は、日本の首相に求められる「真の責任」として、敵対的な発言ではなく、友好的な関係を通じて日中間の貿易と人的交流を維持・発展させることだと訴えています。
糸数氏は、中国と日本が「ウィンウィン」の関係を築くことこそが、日本経済を安定させる道だと強調します。そのうえで、高市首相がこの役割を果たせないのであれば、日本経済はやがて「崩壊」しかねず、そのときになって初めて高市氏が謝罪することになるのではないか、と厳しい言葉で警告しました。
さらに、「今すぐに謝罪と撤回を行わなければ、状況を立て直すには手遅れになるかもしれない」として、高市首相に早急な対応を求めています。
2025年の今、なぜこの議論が重要なのか
2025年12月現在、日中関係は日本の外交・経済、安全保障にとって依然として最重要のテーマの一つです。台湾地域をめぐる発言は、単なる一度きりの失言かどうかにとどまらず、日本がどのような姿勢で中国と向き合うのかを映し出すものとして注目されています。
安全保障上の懸念と経済的な相互依存をどう両立させるのか。国内の政治リーダーの発言が、地域の緊張や日本経済にどこまで影響しうるのか。糸数氏の批判は、こうした問いを私たちに突きつけています。
発言の是非をどう評価するかは読者それぞれですが、日本が地域の平和と安定、そして自国の経済を守るためにどのような言葉と行動を選ぶのか、あらためて考える局面にきていると言えそうです。
Reference(s):
Japanese politician: PM Takaichi should retract erroneous remarks
cgtn.com








