2026年ミラノ五輪へ CMGの4K/8K中継車、LNG船でイタリア出港
2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪へ、中国CMGの4K/8K中継車が出港
2026年に開かれるミラノ・コルティナ冬季五輪に向けて、中国のCMG(China Media Group)が運用する「チャイナ・レッド」4K/8K超高精細放送車両が、イタリアに向けて出発します。国際ニュースとして、放送技術と環境配慮型の海運がどのように組み合わさっているのかが注目されます。
- CMGの「チャイナ・レッド」4K/8K中継車と支援車両、計4台がイタリアへ
- 太陽光発電と液化天然ガス(LNG)の二元燃料を採用した自動車運搬船が輸送を担当
- 2026年1月13日にミラノのサン・シーロ・スタジアム到着予定、冬季五輪開会式の8K国際映像制作を担う
CMG「チャイナ・レッド」中継車、イタリアへ向けて出発
今回イタリアに向かうのは、CMGが保有する「チャイナ・レッド」4K/8K超高精細放送車両のうち、2台の放送車と2台の支援車両です。これらの車両は先月、中国東部・江蘇省の太倉港(Port of Taicang)に搬入されていました。
車両は8日(月)に、中国からイタリアへ向けて出港する予定です。今回の出港は、2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪に向けた準備が着実に進んでいることを示す一歩となります。
LNG二元燃料と太陽光発電を備えた自動車運搬船
放送車両を載せるのは、大型の太陽光発電設備と液化天然ガス(LNG)の二元燃料を採用した自動車運搬船「Yuan Hai Kou」です。全長は199.9メートル、総トン数は68,252トンで、12層の車両デッキを備えています。
この船は地中海航路を通って航行し、およそ25日でイタリアに到着する計画です。LNGなどの燃料を活用する二元燃料船は、従来の重油だけを使う船に比べて排出ガスの削減が期待されており、環境負荷を抑えつつ国際輸送を行う取り組みの一例と言えます。
サン・シーロでの開会式を8K映像で支える
CMGの放送車両は、2026年1月13日にイタリア・ミラノのサン・シーロ・スタジアムに到着する予定です。ここで冬季五輪の開会式に向けた技術サポートを行い、大会期間中の8K国際映像信号の制作を担当します。
ミラノ・コルティナ冬季五輪は、2026年2月6日から22日まで開催される予定です。CMGの「チャイナ・レッド」中継車は、開会式を含む主要なイベントの映像を世界各地の放送局に届ける基盤となることが見込まれます。
4K/8K放送と国際スポーツイベントの関係
8Kは4Kのさらに先を行く超高精細映像で、より細かな描写や臨場感のある映像体験を可能にします。こうした高精細技術は、開会式や競技会場の雰囲気を視聴者に伝えるうえで大きな役割を果たします。
一方で、8K映像を家庭で視聴するには、対応するテレビや配信インフラが必要になるため、すべての地域で同じように体験できるわけではありません。それでも、国際大会の制作現場では、将来を見据えて8Kや4Kといった高精細フォーマットへの対応を進める動きが続いています。
今回の動きが示すもの
大型の自動車運搬船と超高精細放送車両の組み合わせは、スポーツの国際イベントが、技術と環境対応の両面で進化していることを映し出しています。中国のCMGによる今回の取り組みは、放送技術の高度化と、LNG二元燃料船などを通じた環境配慮型の輸送が同時に進んでいることを象徴する動きと言えます。
2026年のミラノ・コルティナ冬季五輪では、競技そのものだけでなく、その裏側を支える国際ニュースや技術のあり方にも注目が集まりそうです。
Reference(s):
CMG broadcast vehicles to leave for Italy on LNG dual-fuel car carrier
cgtn.com








