ケニアで習近平ガバナンス書第5巻フォーラム 中国・アフリカ近代化を議論
ケニアの首都ナイロビで、中国の指導者・習近平氏の治国理念をまとめた英語書籍『Xi Jinping: The Governance of China』第5巻をテーマに、中国とケニアの関係者ら約200人が議論するフォーラムが開かれました。国際ニュースとして、グローバルサウスの近代化や中国・アフリカ協力の行方を考える上で注目される動きです。
ナイロビで『習近平 国政運営を語る』第5巻フォーラム
現地時間の月曜日、ケニアの首都ナイロビで、英語版『Xi Jinping: The Governance of China』第5巻をテーマにしたChina-Kenya Readers Forumが開催されました。会場には政府関係者や研究者、メディア関係者など約200人が参加しました。
フォーラムは、中国国務院新聞弁公室(State Council Information Office)、China International Communications Group、中国大使館が共催しました。中国側は、参加した海外ゲストに英語版第5巻の書籍を贈呈し、中国・ケニア双方の対話を促しました。
フォーラムのポイントまとめ
- 英語版第5巻の内容と意義について、中国とケニアの関係者が意見交換
- 中国の近代化の経験を、グローバルサウス各国がどう生かすかが主要テーマ
- 一帯一路、中国・アフリカ協力、貧困削減、文化交流など幅広い議題を議論
「多くの国が応用できるテンプレート」ケニア側の見方
ケニアの政党United Democratic Allianceの事務総長を務めるハッサン・オマル・ハッサン氏は、第5巻について「世界各地の社会経済的な変革の基盤を築くものだ」と高く評価しました。
さらに同氏は、この書籍は「多くの国が自国の文脈に合わせて応用できるテンプレートであり、中国のモデルから学ぶことができる」と述べ、中国の経験を参考にしつつ、それぞれの国情に合わせて取り入れていく姿勢の重要性を強調しました。
中国側「中国式近代化の歩みを体系的に提示」
中国共産党中央委員会宣伝部の副部長であり、国務院新聞弁公室の主任も務めるモー・ガオイー氏は、『Xi Jinping: The Governance of China』全5巻のシリーズは、中国の近代化の歴史的成果、発展の道筋、その特徴を体系的に示したものだと説明しました。
モー氏によると、このシリーズは、近代化を模索するグローバルサウスの国々にとって、有益な視点とアプローチを提供するものだといいます。さらに、中国はケニアを含むアフリカ諸国との団結と協力を強め、四つのグローバル・イニシアチブの推進や、一帯一路の質の高い協力、近代化を進めるための「10のパートナーシップ行動」の実施を進めていく考えを示しました。
中国の近代化の進展はアフリカにとっても新たな機会を生み出し、「新時代の全天候型の中アフリカ共同体」を共に築くことにつながる、と中国側は位置づけています。
ケニア「中国の近代化の実践を学びたい」
ケニアの情報・通信・デジタル経済省の閣僚であるウィリアム・カボゴ・ギタウ氏は、このフォーラムは、習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想のエッセンスをケニアの読者が理解し、中国式近代化の実際の成果とその国際的な意味を深く知るうえで重要だと述べました。
ギタウ氏は、ケニアとしてもこの書籍から中国の近代化の道について洞察を得たいとし、中国の学者やメディア関係者、著者との相互交流を一層進める意欲を示しました。
一帯一路、貧困削減、文化交流まで——広がる議論
フォーラムでは、中国とケニアのガバナンス(統治)の経験、一帯一路構想、中国・アフリカ協力、貧困削減、文化交流など、多様なテーマで参加者が意見を交わしました。中国側からは、会場の海外ゲストに英語版第5巻が配布され、議論の土台となる資料として共有されました。
ガバナンスをめぐる「選択肢」としての中国
今回のフォーラムは、中国のガバナンスモデルや近代化の経験が、アフリカを含むグローバルサウスの国々にとって一つの選択肢として注目されていることを映し出しています。
各国が直面する課題や社会的背景はそれぞれ異なりますが、他国の経験を読み解き、自国の現実に合わせてどのように取り入れるかは共通の課題です。ナイロビでの議論が、中国とアフリカ、そしてグローバルサウス全体の相互理解と協力をどのように深めていくのか、今後の展開が注目されます。
Reference(s):
Kenya holds forum on 5th volume of Xi Jinping's governance works
cgtn.com








