中国の年末映画興行が20億元超に 『ズートピア2』がけん引
中国の年末映画シーズンで、興行収入がすでに20億元(約2億8,300万ドル)を超えました。なかでもアニメ映画『ズートピア2』が中国と世界の興行を力強くけん引しています。
年末映画シーズン開始から興行収入20億元超え
2025年の中国の年末映画興行(11月28日〜12月31日)が、オンラインプラットフォームの集計によると、開始から間もない時点で累計20億元(約2億8,300万ドル)を突破しました。この数字は、水曜日の現地時間正午8分時点の速報値とされています。
今回の「年末映画興行」は、11月28日に公式にスタートした新年映画シーズンの期間(11月28日〜12月31日)を対象としています。
- 対象期間:11月28日〜12月31日
- 累計興行収入:20億元超(約2億8,300万ドル)
- データ出典:オンラインプラットフォームの集計
年末映画シーズンが始まって間もない段階での20億元突破は、市場の勢いの強さをうかがわせます。
『ズートピア2』がランキング首位、輸入アニメ記録を更新
こうした好調な数字をけん引しているのが、アニメ映画『ズートピア2』です。中国では公開直後から動員を伸ばし、興行ランキングで首位に立っています。
『ズートピア2』は、中国でいくつもの記録を塗り替え、輸入アニメとして史上最高の興行収入を達成したとされています。
- 中国での興行収入:2億7,800万ドル(世界全体の33.9%)
- 輸入アニメとして中国史上最高の興行収入を記録
- 年末シーズンの興行ランキングで首位
単一の輸入アニメ作品がここまでの数字を挙げていることは、中国の観客の支持の大きさを示すものと言えます。
57の国と地域で公開、世界興行は8億1,800万ドル
『ズートピア2』は11月26日に世界公開され、57の国と地域で同時期に上映が始まりました。12月1日午後5時時点で、世界の累計興行収入は8億1,800万ドルに達しています。
- 公開日:11月26日(世界公開)
- 公開地域:57の国と地域
- 世界興行収入:8億1,800万ドル(12月1日午後5時時点)
- 中国市場のシェア:33.9%(2億7,800万ドル)
この時点で、中国は北米市場を上回り、『ズートピア2』にとって最大の単一市場となっています。世界興行収入の約3分の1を中国が占めていることは、作品にとって中国市場がどれほど重要な存在になっているかを物語ります。
50本超の多彩なラインナップ サスペンスからSFまで
中国の新年映画シーズンは、11月28日の開幕から12月末まで、さまざまなジャンルの新作が集中的に公開されるのが特徴です。2025年は50本を超える作品が予定されており、観客の幅広いニーズに応える構成になっています。
- サスペンス作品
- 心温まるヒューマンドラマ
- 迫力あるアクション映画
- 宇宙や未来を描くSF映画
こうした多様なラインナップが、『ズートピア2』のような大型作品とともに年末の興行全体を押し上げています。
数字から見える中国映画市場の現在地
年末映画シーズン開始から間もなく20億元を超える興行収入、そして世界興行8億ドル規模の作品にとって最大の市場となった中国。この2つの事実から、いくつかのポイントが見えてきます。
- 世界の大作にとって不可欠な市場
『ズートピア2』では、中国だけで世界興行収入の約3分の1を占めています。今後も世界の映画会社が中国市場を重視し続けることをうかがわせる数字です。 - 年末・新年シーズンの重要性
11月末から年末にかけての新年映画シーズンは、多くの新作や大作が集中する時期です。今回のようにシーズン序盤から高い興行成績が出ていることは、この時期の存在感の大きさを示しています。 - ジャンルの多様化で観客層を拡大
サスペンス、ヒューマン、アクション、SFといった多様なジャンルが同時期に公開されることで、家族連れから若い世代、コアな映画ファンまで、さまざまな観客が映画館に足を運びやすくなっています。
2025年の中国の年末映画シーズンは、すでに好調なスタートを切ったと言えそうです。12月末までに興行収入がどこまで伸びるのか、そして『ズートピア2』がどこまで記録を更新するのか、今後の推移が注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








