中国の年末映画興行収入が25億元突破 「ズートピア2」が牽引
中国の2025年年末映画興行シーズンで、興行収入が早くも25億元(約3億5,000万ドル)を超えました。ディズニーの新作アニメ「ズートピア2」が中国本土市場をけん引し、輸入アニメとして複数の新記録を打ち立てています。
年末ボックスオフィスが25億元超えに到達
オンラインの興行データによると、2025年の年末公開枠(11月28日〜12月31日)における中国の映画興行収入は、現地時間の土曜午前時点で累計25億元を突破しました。日本円に換算すると、数百億円規模の市場です。
この年末枠は、2025年11月28日に正式にスタートし、期間中には50本を超える作品が公開予定となっています。中国本土の映画館では、洋画・中国作品・アニメ・話題作が一斉に並び、年末のエンタメ需要を取り込みつつあります。
「ズートピア2」が輸入アニメの記録を更新
今シーズンのランキングをリードしているのが、ディズニーのアニメ映画「ズートピア2」です。作品単体の中国での累計興行収入はすでに25億元を超え、第1作の最終興行収入である15.38億元を大きく上回っています。
これにより、「ズートピア2」は中国本土における輸入アニメ作品として、複数の新記録を樹立しました。動員の勢いは今も続いており、年末シーズン全体の数字を押し上げている存在と言えます。
中国本土が作品最大市場に、北米を上回る興行
「ズートピア2」は、2025年11月26日に北米と中国本土で同時公開されました。その後の興行推移では、中国本土での収入が北米を上回り、この作品にとって最大の市場が中国本土となっています。
具体的には、同じ公開期間で比較した場合、中国本土での売上が北米の成績をしのぎ、世界市場の中で最重要となる公開地域として存在感を示しています。ハリウッド作品にとって、中国本土市場が戦略上いかに重視されているかが改めて浮き彫りになった形です。
なぜ中国本土の映画市場が強いのか
今回の年末興行と「ズートピア2」の結果は、中国本土の映画市場の底力を示すものでもあります。その背景には、いくつかの要因があると考えられます。
- 観客層の広がり:都市部だけでなく、各地で映画館が整備され、家族連れを中心にアニメ映画の需要が高まっています。
- 年末シーズンの需要:仕事や学校が一段落するタイミングで、娯楽コンテンツへのニーズが集中的に高まります。
- 同時公開の効果:中国本土と北米での同時公開により、口コミやSNSでの話題が国境を越えて伝播しやすくなっています。
こうした環境の中で、家族向けのアニメ作品が「安心して楽しめる年末の定番コンテンツ」として定着しつつあることも、ヒットを支える一因と言えます。
50本超の公開ラインナップ、今後の焦点
2025年の年末公開枠には、50本を超える作品がラインナップされています。現在は「ズートピア2」が突出した成績を収めていますが、今後も新作の公開が続くため、シーズン終了時点での最終ランキングや総興行収入はさらに変動する可能性があります。
とはいえ、年末シーズンの早い段階で累計25億元を突破したことは、中国本土の映画市場が引き続き世界でも重要な位置を占めていることを映し出しています。国際ニュースとしても、映画というソフトパワーを通じて、中国本土と世界のエンターテインメント産業のつながりが一層強まっていることを示す動きといえるでしょう。
今後、12月末までにどこまで数字を伸ばすのか、そして「ズートピア2」を含む年末作品群が、2025年の映画シーン全体をどのように締めくくるのかが注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








