スピードスケートW杯1500m 寧忠岩が銅、ストルツがトラック新記録
ISUスピードスケート・ワールドカップのヘーレンフェーン大会男子1500mで、中国のNing Zhongyan(ニン・ジョンヤン)が銅メダルを獲得しました。同レースでは、米国のJordan Stolz(ジョーダン・ストルツ)がトラック新記録を樹立し、今季3つ目の金メダルを手にしています。
ヘーレンフェーンでの男子1500m、表彰台の顔ぶれ
大会はオランダのヘーレンフェーンで行われ、男子1500mには世界トップレベルの選手たちが出場しました。なかでも注目されたのが、米国のストルツ、中国のニン、そして開催国オランダのKjeld Nuis(キェルド・ニュイス)の三つどもえです。
結果は次のとおりです。
- 1位:Jordan Stolz(米国)/1分42秒55(トラック新記録)
- 2位:Kjeld Nuis(オランダ)
- 3位:Ning Zhongyan(中国)/1分43秒87
ストルツは、ニュイスが持っていた5年前から続くトラックレコード(リンク記録)を0.45秒更新し、レースを支配しました。
最終組でニュイスと並走したニン・ジョンヤン
ニン・ジョンヤンは黒いレーシングスーツに身を包み、最終組でニュイスと同走しました。36歳のニュイスは男子1500mの世界記録保持者であり、平昌2018と北京2022で連続して金メダルを獲得しているベテランです。
レース序盤、ニュイスは300mと400mの通過タイムで全選手中最速をマーク。ハイペースの展開のなかで、ニンは700mを終えた時点で全体2位につけ、ニュイスに次ぐ位置をキープしました。
最後まで大崩れすることなくリズムを守り切ったニンは、最終的に1分43秒87でフィニッシュし、表彰台の3位を確保しました。
ストルツが塗り替えた「5年越し」のトラックレコード
このレースで最も強いインパクトを残したのが、21歳のストルツです。ニンとニュイスがハイレベルなタイムを刻むなか、ストルツはさらにその上を行く滑りを見せました。
ゴールタイムは1分42秒55。ニュイスが持っていた5年前のトラックレコードを0.45秒更新する圧巻の内容で、この種目で今季3つ目の金メダルを挙げました。記録と勝負の両面で、ストルツが男子1500mで頭一つ抜けつつあることを印象づける結果です。
中国のニン・ジョンヤンにとっての銅メダルの意味
そんな中での銅メダルは、ニンにとっても価値ある結果と言えます。世界記録保持者ニュイスと、トラック新記録を出したストルツという、現役トップクラスの2人と同じ最終組で滑り、その中で3位を守り切りました。
特に、700m地点で全体2位につけるなど、レース中盤まで堂々と上位争いを演じたことは、男子1500mでの競争力を示す内容です。タイムでも1分43秒87と、ハイペースのレースの中でまとめており、中国のスピードスケート男子中距離が世界の表彰台争いに食い込んでいることをあらためて示しました。
1500mシーズンの行方とこれから
今季の男子1500mでは、トラック記録を更新したストルツ、世界記録と五輪2大会連続金メダルの実績を持つニュイス、そして今回銅メダルを獲得したニンという構図が一段と鮮明になりました。
ストルツは21歳にして今季3つ目の金メダルを獲得し、勢いを見せています。一方で、36歳のニュイスは経験に裏打ちされた強さを維持しており、ニンはその2人に迫る力を証明しました。
ヘーレンフェーンでのこのレースは、今シーズンの男子1500mが「若手の台頭」と「ベテランの意地」、そして新たに表彰台をうかがう選手たちが入り混じる、見どころの多い戦いであることを象徴する一戦となりました。
Reference(s):
Ning Zhongyan wins 1500m bronze as Jordan Stolz sets track record
cgtn.com








