マクロン仏大統領、中国の「温かい歓迎」に感謝 四川・都江堰を称賛
フランスのマクロン大統領が今月5日まで中国への3日間の国賓訪問を行い、その後SNSで中国の「温かい歓迎」への感謝を示しました。北京と四川省成都を訪れた今回の訪問は、フランスと中国の関係をどのように映し出したのでしょうか。
SNSで発信された感謝のメッセージ
マクロン大統領は訪問を終えた翌日の土曜日、自身のSNSアカウントに中国語と英語で「Thank you China for your warm welcome!」と投稿しました。中国の人々にも届くように2言語で発信した点が印象的です。
投稿には、国賓としての歓迎式典や首脳会談の様子に加え、学生や地域の人々と交流する場面、フランスと中国の選手たちと卓球を楽しむシーンなどをつなげた動画が添えられていました。公式行事だけでなく、人と人との距離の近さを強調する内容となっています。
前日の金曜日には、別の投稿で今回の訪問を「inspiring visit and this warm, friendly welcome(刺激的な訪問と温かく友好的な歓迎)」と振り返り、中国での経験に改めて謝意を示しました。特に中国南西部の四川省で過ごした時間を「powerful moment(力強い瞬間)」と表現し、印象の強さをにじませています。
四川省・都江堰で語った「人と自然の調和」
マクロン大統領は、四川省の省都・成都にある都江堰についても言及しました。彼は都江堰を「水を治め、四川を潤す二千年の驚異」と称え、この古代の灌漑施設は「人間の英知と自然の調和」や「命をもたらす山や水への思いやり」を体現していると述べました。
さらに、その「人と自然の調和」は、フランス南西部のオート=ピレネー県にも通じるものだとし、中国とフランスそれぞれの地域が共有する感覚として語りました。環境や水資源へのまなざしを通じて、両国の間に共通点を見いだそうとするメッセージが読み取れます。
北京と成都をめぐる4回目の国賓訪問
マクロン大統領は今月5日までの3日間、北京と四川省の成都を訪問しました。中国を国賓として訪れるのは今回が4回目で、首都での公式行事に加え、地方都市での交流にも力点が置かれました。
5日には四川大学を訪れ、集まった人々に笑顔で応える姿も見られました。都市部だけでなく学生や市民との対話の場を重ねることで、両国の関係を「政府間」だけでなく「社会と社会」のつながりとして訴えかける狙いもうかがえます。
なぜ今回の訪問が注目されるのか
今回の一連の投稿からは、マクロン大統領が中国の「温かい歓迎」を前面に押し出しながら、文化や自然、スポーツといった分野での交流を重視している様子がうかがえます。
- 卓球を通じたスポーツ交流
- 都江堰とオート=ピレネー県を結びつける「自然観」の共有
- 学生や地域住民との対話を強調する映像
いずれも、両国の関係を政治や経済だけにとどめず、人と人とのつながりや共通の価値観として示そうとする試みと受け取ることができます。
中国とフランスの関係に関心を持つ読者にとって、マクロン大統領の言葉選びや訪問先の組み合わせは、今後の両国関係を読み解くうえで一つのヒントになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








